『喉の力み改善ボイトレ法』

数年ボイトレをしても変わらないあなたへ

『喉の力み改善ボイストレーニング法』

数年ボイトレをしても変わらないあなたへ Loose Voice

目を閉じて歌う⇒声への影響は?

f:id:loosevoice:20170215013455j:plain

◆目を閉じて歌う

「発声練習や歌うとき、目を閉じると、どういう声になるの?」

 

そこには、メリットとデメリットがあります。

 

目を閉じると、自分の体の中への感覚を研ぎ澄ますことができる、というメリットがありますが、視界が閉ざされると空間をイメージできなくなるので、声が前に飛ばなかったり、口の中だけで声を作ってしまうデメリットが生まれます。

 

更に、目を閉じて発声練習をすると、高音で「声が詰まる」状態になる人が多いのです。

 

その理由は、ノドの奥の方で声を作る意識が強く、口が開かなくなり、解放感をもって声を出せなくなってしまうからです。音程をすごく気にして「音をちゃんと取らなきゃ!」と、気にし過ぎてしまっている人に、特に強く、その傾向がみられます。

 

 

◆基本、目は開けて歌う

 「気持ちのよい声」は、喉を開けて目を開いて、気持ちもリラックスした時に生まれます。

そして、声は空間に響いて、皆さんの耳に届きます。響きを口の中だけに閉じ込めずに、目の前の空間に広げてあげます。表現の演出上、もし、目を閉じて声を出すときは、きちんと、口を開けているかを意識してみて下さい。

 

頭の中で描いている自分の口の大きさと、実際に、開いている口の大きさには、意外にギャップがあるもの。出かける前に鏡の前に立ち、自分の姿をチェックするように、歌う時も、常に、客観的に自分を見つめるとよいのです。

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング  Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

 

 

 

高いボイトレ効果を得ている人の特徴

f:id:loosevoice:20170320161327j:plain

◆効果のバラツキ

ボイストレーニングは、誰にでも効果が得られるものですが、効果の表れ方や時期は、人によって、少しバラツキがあります。せっかく、練習をするからにはなるべく早い時期に効果を出したいと思うもの。

 

そんな思いを持っているあなたに!

今回は、ボイトレを開始して、高い効果の得られる人の特徴を、いくつか挙げてみますので、ぜひ、参考にしてみてください。

 

其の1.「必ず変わる」と決めている人

一番大事なマインドです。

自分の中で声が変わる(良くなっていく)と決定すること。「変わるかな~」ではダメ。「変わる」と決定している人は、例えつまずくことがあっても、そこで諦めない。だから良くなっていく。

 

逆に「変わるかな~」と半信半疑な人は、つまづいた時に、「やっぱりだめじゃん!」というマインドになるので、そこでストップしてしまう事が多くなります。

 

なので「自分の声は変わる」と決定しちゃってください。

 

 

其の2.継続力がある人

もはや説明は不要ですね。「継続は力なり」そのままなのですが、ひとつ、補足するとしたら、声について意識(実践)する間隔が短い人ほど成長が早いです。

 

継続といっても、月1回だけ、声を意識するのでは、相当な年月が必要になります。それよりも、毎日5分でも「自分の声に向き合う時間」を作っている人は、喉の感覚を維持したまま、翌日に持ち越せるので、ずーっと継続した体感でいられます。

 

発声は、喉の感覚を研ぎ澄ますことが大切になります。だから、毎日、その感覚を維持できないと「日々、振り出しに戻る」をくり返すことになってしまう場合があります。

 

正しい練習法が見つかったら、後は、ひたすら回数をこなしていきましょう!!

 

 

其の3.探求心がある

声は、喉の物理的な「正解or不正解」はあっても、芸術的な面での「正解or不正解」はありません。だからこそ、自分の耳を信じるしかないというのも事実。

 

10人にあなたの歌声を聞いてもらい、5人がいいね!と言って、あと5人がよくないね、と言った場合、改善するかどうかは、あなたの判断という事になります。

 

つまり、自分で自分の理想の声を追究していく作業。

 

レッスン中に、よくある事なのですが、先生が「今の声、いいんじゃない!OK」と言っても、生徒が「いやでも、もっとこうしたいです!」という返事をくれる人は、今後の成長が期待できる人です。

 

そうやって自分の理想の声を、常に、求めていきましょう!

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回は、メンタル面の部分の内容が多くなりましたが、もちろん、これらにプラスして練習の質や、自分の声の弱点把握など、認識しておくべきことも沢山あります。

 

ぜひ、あなたのボイトレに役立ててみて下さいね。

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング  Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

 

 

結局、喉の柔軟性がないとダメなの?!

f:id:loosevoice:20170612104630j:plain

◆喉の柔軟性

声は、喉の中にある「筋肉運動」によって生まれます。

 

その筋肉の数や種類は、とても複雑・・。自分自身では、どの筋肉をどう使っているのか、という事を正確に体感することは難しいものです。

普段、おしゃべりしているような声(強さ、高さ、音色)は、毎日出しているので、その声を出している時に使っている筋肉は、勝手に、日々鍛えられていく事になります。

 

だから、おしゃべり声の音域は、皆さん、得意なはずです!(^^)!

 

でも、歌になると、それ以外の声も必要になります。その声の幅を広げる為に喉のトレーニングとしてボイトレがあるわけですが、今回は、筋肉運動にとって、鍛える以外の、もう一つ重要なポイント!!

 

『柔軟性』について、お話ししていきます。

喉の柔軟性は、実は「鍛える以前に注目すべきポイント」なのです。

 

 

◆例えば・・

棒高跳びの選手をイメージしてもらうと分かりやすいと思いまが、背面跳びをする時、バーにぶつからないように、背中をグッと反らします。グッと背中を反らす為には、何が必要か??

 

それは、「背筋力」「背筋の柔軟性」が必要ですよね!

 

柔軟性がなく、筋肉だけモリモリになっても、反らすことができなければ、高いバーは越えられない。背中に限らず、ジャンプする足においても同様で、適度の筋力と、反動をつける為の柔軟性が必要です。

 

運動する前に行うストレッチは、ケガ防止や運動の可動域を広げる為に行います!

 

 

◆ボイトレの場合

ひたすら筋力アップだけを行ってしまい「声が変わらない・・」と嘆く人が多い。

 

喉の筋肉の可動域を広げたい場合、筋力アップだけでは、それは叶えられません。まずは、柔軟性をつけないとダメなのです。

 

身体がガチガチの人が、新体操をしようとは思わないはず。まずは、柔軟性をつけないとね・・!となります。声も、鍛える前に、まず柔軟性を確保することが必要。

 

更に言いますと、柔軟性がないと、十分に筋肉が動かないので筋トレも不十分になります。

 

 

◆喉の筋肉が硬い人の目安

声を出すと喉に力が入るという人は、喉の筋肉は硬い可能性があります。少し詳しくお伝えしますと、その人の中には、硬いというより、発声の癖として間違った喉の筋肉運動が自然と行われてしまっている、という場合もありますので、一概に「硬いだけ」とは言えません。

 

声を出すことで、喉の筋肉は動きますが、喉にストレスを感じるようなアクションは起こりません。

 

喉の感覚として実践して頂きたいのが、

まず、声を出さないで、口を大きく開けてみて下さい。

その時の喉や首回りの感覚があると思いますが、声を出している時も、感覚は、そのままです。きっと、普段のしゃべり声の高さで「あ~」と言うと、何のストレスもなく声が出せると思います。

 

そう!!声と喉の筋肉運動は連動してはいますが、感覚は、ほぼ無い、という事になります。「ボイトレをしているけど、なかなか声が変わらない、、」という人は、声をトレーニングする前に、喉の柔軟性をつける事を始めていく必要もあるという事です。

 

最後に、重要なポイントをもう一度。

 

声を成長させる為には、十分な喉の筋肉運動が必要。

その十分な運動の為には、喉の筋トレの以前に、柔軟性をつける事が先決。

 

ぜひ、あなたの練習に役立ててみて下さいね!

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング  Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

 

 

 

 

マイケルジャクソンのボイトレ音声解説!

◆マイケルジャクソンの発声トレーニン

いまは亡きアメリカのポップスター、マイケルジャクソン。
幼い頃から、シンガーとして大活躍してきた彼は、相当な努力家だったと言われています。


プロフェッショナルとして、最高のパフォーマンスをするために、日頃からボイストレーニングを積み重ねていたそうです。
高音域を維持するために、普段から高い声で話すように心がけていた、というのは有名な話です。

今回は、マイケルのボイトレ音声を元に、そのトレーニング方法について解説をしていきたいと思います!まずは、実際にその音声をお聞きください↓↓

『マイケルのボイトレ音声』

www.youtube.com

いかがでしたしょうか?

 

マイケルの声は、繊細で色気があります。男性的な声の成分と、女性的な声の成分が混じっているような声です。しかし、曲調によっては、力強くシャウトして荒々しい声を出すこともできます。


この音声では、割と落ち着いた「バラードを歌うような声」で、声を整えているようです。


まず、始めに行っているのが、ご存じの人も多いと思いますが、唇をブルブル震わせる練習法「リップロール」で音階練習を行っていますね。


リップロールは、とにかく「脱力」するための練習になります。喉が鍛えらるわけではないので、運動の前のストレッチと思ってもらうと良いでしょう!

そして、その後は、低音~高音までをスムーズに繋げる12音階の発声トレーニングをしています。マイケルの声を聞いて、気づいてほしい点は、コチラ!!


◗高音になっても声量は、ほぼ変わっていないこと

◗少し鼻にかけた声のような音色に聞こえること

◗裏声への切り替えがスムーズであること



高音になると、必ず大声になってしまう、、という人は、間違った喉の使いかたをしている可能性があります。

 

「音域」と「声量」は、関係なく、別々に調整できるものなのです。


また、やや鼻にかかった声のように聞こえるのは、喉の奥の空間を狭くして、高音発声の為の正しい声帯の使い方をし易くしていると思われます。だから、裏声へのバトンパスが上手くいく!わけです。


ボイトレを習ったことがない人に多い思い込みが、「高音は強く太い声だ!」と思っていること。でもマイケルの声を聞くと、いかがでしょう??
決して、そういう声ではなく、「高音は軽く明るい声!」に聞こえると思います。それが適切な喉の使い方をしている時の声質なのです!

だから、喉がきちんと使えている人は、「高音でも優しく歌える」という訳です。

 

あのマイケルジャクソンも、歌声を成長させるための、こうして練習を積んでいたのです。ぜひ、このマイケルの声を参考に、あなたのボイトレ自主練習の参考にしてみて下さいね!

 

written by KAN

*****

オンライン限定!!

喉締め・張り上げ発声徹底改善プログラム実施中!

 

オンラインレッスンであなたの喉締めを改善しませんか?

詳細は以下からご覧ください。

f:id:loosevoice:20211230144340j:plain

Loose Voice

お腹プッシュで声が嗄れる?

f:id:loosevoice:20170112222946j:plain

◆お腹を使う意味を知っておこう

歌う時、お腹を使う役割について、すでに、知っている人もいると思いますが、知っている人は、おさらいのつもりで読んでみて下さいね!

 

声を出している時に、お腹を使うのは、「息をコントロールする為」です。もちろん、発せられる声自体にも良い影響を与えます。息を吸うと、お腹の中にある横隔膜という筋肉が下がり、声を出す(息を吐く)時は、ゆっくりと上がっていきます。

 

この横隔膜が、ゆっくり&じっくり上がるほど、細く長い安定した息を送り出すことができます。

 

安定した息を送り出すことは、声質や声量のバランスを整えてくれて、歌声も安定させてくれます。

 

では、歌う時に、お腹を強くプッシュするとどうなると思いますか??

 

 

◆勘違いをした使い方

よく、発声練習で行われる「ハッ、ハッ、ハッ」というような、音を短く切って声を出す時に、お腹は、その都度「ペコ、ペコ、ペコ」と凹みます。

これは、お腹を使って、大量の息を一瞬にして吐き出している状態です。

 

短く切るような声の場合は良いのですが、声を長く伸ばすようなフレーズの場合は、息が続かなくなります。つまり、通常の歌(短く切らない、ある程度の長さのあるフレーズ)の場合、このように、「ペコ」とお腹をプッシュする使い方は、あまり行いません。

 

 

◆声が嗄れやすくなる人も!

声は、息が声帯を通過する時に生まれます。

今回は、声帯を「扉」のイメージに例えて、お話ししましょう。

その扉とは、左右対称の扉が2枚あり、真ん中が開くような扉です。

⇒そんなイメージを持っておいてくださいね。

 

声が生まれるのは、その扉の中央に程よい風(=息)が流れる時です。息が弱すぎると扉は開かないし、強すぎると扉が開き過ぎて、声が生まれません。

 

良い声を出す為には、「扉を閉じる力と息が通過する力」が、適度なバランスを保つ必要があります。

 

この「お腹プッシュ」の場合、はどうなっているのか?と言いますと、扉は程よく閉じようとしているにも関わらず、その間を強風を浴びさせ、無理やり、扉を、こじ開けようとしているような状態です。

 

想像してみると分かると思いますが、これでは、扉が壊れますよね・・!

つまり、声が嗄れたり、強い声が出なくなってしまう原因となるのです。

 

 

◆お腹のプッシュ癖を直そう!

もし、歌う時、お腹を強くプッシュするような癖がついている人は、一度、見直してみる事も大切です。

見直す時の、チェック項目は、コチラ!!

 

歌っていると・・

・声がすぐ嗄れたりしていないか

・息が足りなくならないか

・声が破裂音のように、勢いで出ていないか

 

どれかに当てはまる人は、ぜひ、この機会に、お腹のプッシュをストップしてみると、改善されるかもしれませんよ!試してみて下さいね。

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング  Loose Voice

https://www.loosevoice.com/