『喉の力み改善ボイトレ法』

数年ボイトレをしても変わらないあなたへ

『喉の力み改善ボイストレーニング法』

数年ボイトレをしても変わらないあなたへ Loose Voice

声量は、本来は誰だってあるもの

こんにちは、仙台Loose VoiceのKANです!

 

歌う時に、

「声が小さくて、、もっと声量があったらなぁ」という悩みを持っている人がいると思います。

 

でも実は、声量って、もともと持っているのに、ただ使えていないだけという人がほとんどなんです。

 

それは、誰でも赤ちゃん頃に出していた「おぎゃぁー」という声を思い出してもらえれば分かると思いますが、あの泣き声は、しっかりと声が響いていて、遠くまで通りますよね。

 

当然、赤ちゃんですから、心理的にも遠慮しないで開放的に声を出しています。そうすれば、誰でも大きい声は出せるもの。

 

では、なぜ、大人になるにつれて大声が出せなくなってくるのかといいますと、単純に、出す機会(回数)が減るからです。

 

学生の頃になると、徐々に小さい声だけで話すようになってきて、大声で叫ぶような機会が減ってきます。

部活や音楽の授業などで多少、大きい声を出すことがあると思いますが、変声期なども重なり、解放的に声を出すことに気が引けてしまったりもします。

 

◆話し声から大きく出す癖をつける

 

歌声で考える前に、まずは、話し声から大きい声を出す癖をつけておくと、喉も本来の声量を取り戻す運動をしてくれるようになります。

 

芸人やアナウンサーのように、仕事柄、声をしっかりだなければならない職業の方は、いつまでも声量をキープできていますよね。いかに日常生活の声から、意識をして大きく出し続けられるかがポイントになります。

 

ぜひ、歌の声量で悩んでいる方は、心がけてみて下さいね!

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイトレスタジオHP

https://www.loosevoice.com/

【無料ボイトレメール講座】

 10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!

「喉を開ける」ってどういう状態?

こんにちは、仙台Loose VoiceのKANです!

 

早速ですが、

【歌う時は、しっかり喉を開けましょう!】

 

こんな言葉を聞いたことはありませんか?

 

歌や発声について、少しでも学んだことがある人は、必ず、どこかで聞いたことがあるフレーズだと思います。

 

でも、この「喉を開ける」という状態って、いったい、どんな感じなの??と、疑問を抱いている人も少なくないと思いますので、今回は、「喉を開ける」について、お話ししていきたいと思います。

 

◆なぜ「喉を開けましょう」と言われるのか?

 

まずは、この場合の「喉」とは、どの部分を指しているのかといいますと、鏡で喉の奥を見た時の突き当り部分から、少し奥に入った喉ぼとけ部分(声帯がある)までの範囲を指しています。

 

つまり「喉の奥部分の空間」という幅を指しているのですね!

 

ここを余計な力みが入らない程度に、あくまで自然体で広く開けておく、という事になります。

 

なぜ「喉を開ける」という意識を持った方がよいのかと言うと、言葉によって、その空間の広さが変わってしまうからです。

 

日本語の「あ・い・う・え・お」の母音は、普通に発音すると、舌と喉ぼとけの位置が、微妙に動きます。

 

更には、子音が入ってくると、もっと変化が加わりますよね。

 

なので、声の響かせる空間を確保しておくためには、どんな言葉がきても、喉の奥を広く開けておく事が必要な為、「喉を開ける」という意識を、常に持っておくことが大事になります。

 

 

◆どれくらい開けるものなのか?

 

じゃあ、どれくらい開ければいいの?

という疑問ですが、これは、一言で回答するのは、少し難しい、、のです。

 

その訳は、普段の真顔の状態でも、歌う事に、最低限必要な分の「喉の開き」は、すでに確保されているからです。

 

だから、そのまま歌えば、何も問題ありません。

しかし!!

 

大概の人は、歌っていると、喉の空間が狭くなり、苦しそうな声になってしまう事が多いのです。

だから、言葉や音程に左右されずに、ずっと喉の奥を開けておく事が必要なのです。

 

ぜひ、参考にしてみて下さいね。

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイトレスタジオHP

https://www.loosevoice.com/

【無料ボイトレメール講座】

 10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!

 

 

 

楽器一つの伴奏に合わせて歌う練習

こんにちは、仙台Loose VoiceのKANです!

 

歌の練習をする時の「伴奏」といえば、一般的にはカラオケの音だと思います。楽器など弾ける人であれば「弾き語り」もできると思いますが、普通は、カラオケですよね。

 

このカラオケ伴奏で歌う場合と、

楽器一つの伴奏(ピアノやギターなど)だけ歌う場合では、歌い方に大きな違いが生まれます。

 

何が違うのかといいますと、楽器一つの伴奏だけで歌った時は、

【曲を表現するものが声だけになる】という事です。

 

もちろん、楽器が伴奏してくれていますので、伴奏の弾き方によっても曲の流れや盛り上がりを表現する事ができますが、歌う側にとっては、自分の歌声が丸裸に近い状態になるわけです。

 

カラオケ伴奏であれば、沢山の楽器が鳴ってくれていますので、例え、声が途切れたとしても、伴奏が盛り上げてくれたりしてくれるでしょう。

 

でも、ほぼ声だけとなった状態では、自分の声だけで強弱をつけたり、流れを表現しなければならない。

 

実は、この練習が歌が上手くなるという事に、とても重要なのです。カラオケ伴奏では隠れてしまっていた、繊細なボイスコントロールが必要となるからです。

 

例えば、歌の「出だしの声」一つにしても、カラオケ伴奏では何となく出していた声が、ビアノ一音だけになったと想像してみて下さい。

 

きっと、かなり慎重に声を出すはずです。

 

この繊細な気遣いが、一曲通して続くわけです。歌の表現力が、一気に上がるに決まっていますよね!

 

もし、楽器が弾けない、、という方は、ワンコーラスだけでもアカペラで歌う練習をしてみて下さい。

 

歌ったものを録音して聞いてみたりして、曲の流れが、声だけで表現できるまで、何度も何度も練習する。

 

そうやって洗練されていった歌い方は、カラオケ伴奏だけで歌っていた時とは、比べものにならないほどのスキルになっていると思います。ぜひ、試してみて下さいね!

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイトレスタジオHP

https://www.loosevoice.com/

【無料ボイトレメール講座】

 10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!

「高音が出ない」と諦める前に

こんにちは、仙台Loose VoiceのKANです!

 

「出せる音域には個人差がある」

声は、男性、女性の違いや年齢、人の持つ声帯の形状によって変わってきますので、当然、出せる音域にはある程度、個人差が生まれてくるものです。

 

しかし、

「自分の地声で出せる音域は、これが限界なんだ..」と簡単に諦めてしまっている人が少くないように思いますので、今回は、そんな方へのメッセージです!

 

◆低音~高音まで楽な発声状態か?

まず、低音から高音まで声を出していった時に、喉まわりが、しゃべっている時のようにリラックスした楽な状態になっているかを確認してみましょう。

 

もし、喉に力みを感じている状態であれば、まだ、あなたの本当の声(音域)が出ていない可能性があります。

 

喉が力む → 高音が出ない → 自分の限界と思ってしまう

この発想は間違い。

 

これは足に重りをつけながら100メートルを走っているような状態です。いい記録が出るわけがないですよね!まずは、重り(喉の力み)を外してからが本当のスタートになります。

 

◆小さい声であるが為に地声高音が出ない

声が小さい場合、喉の中では何が起きているのか??

 

それは「声帯をしっかりと閉じれていない状態」

声帯がしっかり閉じれていないというのは、楽器で言いますと、「音自体がきちんと出ていない」という事になります。

 

つまり、音が低いとか、高いとかの以前の問題で、頼りなく不安定な「音(声)」という事。

 

不安定な声では、高い声を出すことはできませんよね。

もし、歌声が小さい、、という場合は、まずある程度の声量をつける事を優先する必要があります。

 

以上、お伝えした2つの状態のどちらかに当てはまる場合、

高い声を出せる可能性は、十分にあるという事です!

 

ぜひ、現状を正しく把握して、自主練習のお役に立てて頂ければと思います。それでは、また!

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイトレスタジオHP

https://www.loosevoice.com/

【無料ボイトレメール講座】

 10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!

喉締め発声改善ストーリー⑲(最終章)

このブログ記事は、歌う時に喉に余計な力みが入る「喉締め発声」で困っている人へ、少しでも何か役に立ててもらえたらと思い執筆しています。

*****

 

喉締め発声改善ストーリーの最終章として、自身の実体験と日々のレッスン指導を行っていく中で、気づき得た事をまとめておきたいと思います。

 

まず「喉に力みが入る」という状態を、次の2パターンに分類します。

 

1、喉(ぼとけ)自体が上がってきて気道が狭くなって苦しい。

 

2、声帯を強く閉じすぎていて(息を止めている状態に近い)苦しい。

※逆に閉じ無さすぎる状態も含む。(息漏れ声)

 

この2つの分類がとても重要で、あなたの場合は、どちらに属しているのかを判明させることが改善のファーストステップになります。

※1と2が同時に起こっている場合もあります。

 

なぜ、この2つを見極める必要があるのかというと、どちらに属しているかによって、改善アプローチが変わるからです。

 

1の場合:

音程が上がることに連動して、自然に喉も上がってしまう状態だと思いますので、これを改善(分離させる)することを優先します。

 

この喉が上がるという状態のままで、声帯のトレーニング(〇〇ボイスを出す練習etc)を行う事は、かなり難しいはずです。

なぜなら、喉が上がり過ぎると声帯の動きを制限されてしまうから。

 

もし、一時的に高い声が出せたとしても、響きの浅い声に聴こえたり、何曲も歌っていると、結局は、曲の後半に喉が疲れてくるという状態になりやすいでしょう。

 

 

2の場合:

この場合は、声帯をコントロールする練習をする事で声を変化させていく事ができます。

 

声帯をしっかり閉じながら「低音→中音→高音」にスムーズにシフトしていく感覚を喉に覚え込ませていきます。この場合は、そんなに時間はかからないケースが多いです。

 

よく、

「長年ボイストレーニングをしているけど声が変わらない・・」

というお悩みを抱えている人がいますが、

 

上記のパターン分類がされていなくて、1の状態なのにも関わらず、2の改善トレーニングばかりをしてしまっているという事が少なくありません。

 

つまり、

 

喉が上がって苦しいのに、声帯をコントロールして高音を出そうという練習ばかりをしている状態。

 

順序を逆にした方が早いですし、理にかなってます。

 

喉を上がらないようにすることで、声帯の運動がより自由になるのです。だから、喉が過剰に上がらない状態にするのが先。

 

【まとめ】

高い声を出すこと自体は、そんなに難しいことではないと思っておきましょう。(もちろん音域に個人差はあります)

 

それは、この世にはボイストレーニングをしてなくても楽に高音が出せる人が大勢いるという事が証明してくれていますよね。

 

じゃあ、なぜ、出せない人がいるのか?

 

それは、喉が力むからです。

 

その力みは、自分自身の感覚としては、とても曖昧なものだと思いますが、次の2つの原因パターンに分類できます。

 

1、喉が上がる

2、声帯の調整が上手くいっていない

※1,2が同時に起こっている場合もある。

 

このどちらなのかを判明し、適切な手順でボイストレーニングを行っていく。

 

喉が上がる人は、まず、喉の安定化を優先する。それが整ってくると、必然的に声帯のコントロールも行いやすくなります。

 

そのトレーニング手順が逆になってしまうと、声が変わらない・・という停滞感を生んでしまう原因にもなる。

 

いかがでしょうか。

 

喉締め発声でお悩みの方に、少しでもお役に立てて頂けたら嬉しく思います。

まずは、喉締めを感じる原因を明確にすることがあなたのスタートラインになります!

 

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイトレスタジオHP

https://www.loosevoice.com/

【無料ボイトレメール講座】

 10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!