ボイストレーニングに長年通っている
適切なボイストレーニングを行えば、声は成長していきます。これは間違いない事実。成長する時期やスピードは、人によって個人差があります。数ヶ月で、グンと声が成長する人もいれば、数年かけてゆっくりと声が成長していく人もいます。
それは、どちらも正しいトレーニングを行った結果として得た成長ですので、自分に自信を持ってよいのです。
一方で、長年ボイストレーニングを受けているけど、声がなかなか変わらない・・という悩みを持っている人もいると思います。なぜ、声が変わってくれないのか??
その理由も、一つに絞ることはできませんが、今回は、その原因を大きく3つに分類してみました。声が変わらない悩みを持っている人は、自分がどのタイプに当てはまるか、確認してみましょう。
1.【練習している「声の種類」が的を得ていない】
ただ声を出しているだけでは、声は成長しない
練習時間もしっかり確保できていて、毎日、声を出して練習しているのに、声が変わらない、、という人は、この原因の可能性が高いです。ボイストレーニングは、練習する声の種類が大事です。その種類によって、あなたの「苦手な音」を克服できるかに、密接に関わってきます。
種類とは、「言葉」「音域」「音色」「地声か裏声か」「強い声か弱い声か」など、
どういう種類(組み合わせ)の声で、練習するかによって「苦手な音」を克服するためにかかる時間が、圧倒的に短くすることができます。
発声練習を行うときに、
「なぜ、この言葉なのか?」
「なぜ、この音階なのか?」
「なぜ、この声の大きさなのか?」
そこに、きちんとした根拠がないと、効率的な練習とは言えないのです。
※高くジャンプしたいのに、毎日腕立て伏せをしている・・のような状態にならないように!
2.【練習時間の取り方がよくない】
「まとめて練習しよう」は、効果が少ない
できるだけ早く成長を感じたい人は、毎日、ボイトレを行うのがベストです。1回の練習時間は、10分~20分程度で十分です。または、休憩を入れながら、一日数回に分けてもよいと思います。
また、練習時間をまとめて取って、長時間行うのもよくありません。声を出すという事は、喉の筋肉を使うという事。長すぎる練習時間は、喉を疲労させてしまい、疲れを溜めてしまいます。(例:2週間毎に、1回/2時間やる、は効率的でない)ボイストレーニングは、短い時間でも良いので、毎日行うこと。毎日の積み重ねと反復練習が、効果を高めてくれます。
プロシンガーは、毎日、歌っています。
アマチュアシンガーが、プロよりも少ない練習時間で追いつけるか・・?と考えれば納得ですよね!
3.【発声理論を考え過ぎて、頭でっかちに】
考えすぎると、声が委縮してしまいます
発声理論は、多少知っておくと、声が生まれるイメージがし易いの役立つことがあります。しかし、色んなボイトレ教則本や参考書を読み過ぎて、「声を出す時間」より「参考書を読む時間」の方が長くなっている人もおります。それは、本末転倒です ⤵
声は、毎日、無意識に発しているものです。考えなくても自然に出るもの。歌声も、決して特別なものではありません。聴き心地よくするために、しゃべり声に少し味付けをしたようなもの。難しく考えず、歌声も自然体であることを、常に心がけましょう!
専門的な発声理論は、ボイストレーナーが知っていれば、問題ありません。
ぜひ、的を得た練習法で、グングン声を成長させていきましょう!
♪まとめ
なかなか声が変わらない人
・あなたに合った「声の種類」で練習しよう
・練習時間は、短くてもよいので毎日確保しましょう
・難しく考えない、理論で頭を埋めてしまわないこと
フォロー大歓迎♬
仙台ボイストレーニング LOOSE VOICE