『喉の力み改善ボイトレ法』

数年ボイトレをしても変わらないあなたへ

『喉の力み改善ボイストレーニング法』

数年ボイトレをしても変わらないあなたへ Loose Voice

発声と歌声が違い過ぎる人は、必見!

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◆発声練習の声を歌に活かす為に

ボイストレーニングで育てた声は素敵なのに、歌になると、その声が上手く活かせない。これは、とても残念です。そもそもボイストレーニングは、歌声を作る為の基礎トレーニングになりますので、歌を届ける為の手段という事を、まずは認識しておきましょう!

 

①発声練習のときは、声がよく出るけど、歌になると出ない。

②歌は、よく声が出るけど、発声練習では、声が出ない。

 

どちらもよくあるケースです。「歌やボイトレを習っている」という人は、①の場合が多いような感じがします。これは、自分の中で発声練習と歌声が、うまく結びついていない時に起こります。

あなたは「発声だと、声が出るんだけどなー、でも歌うと、何となく出しにくい」と、感じたことはありませんか?

うまく結びつけられていないことに、気づいていない場合もありますので、今回は、その「結びつき」のポイントをお伝えしていきます。

 

 

1.【すでに固定された歌声のイメージがある人】

この場合、「発声練習の声を忘れている」というよりも、「歌声はこういうものだ」というイメージが無意識にも、自分の中で出来上がっています。

そうすると、発声で作ってきた声は意識から離れてしまっており、これまで自分が出してきた歌声に、一瞬にして、戻ってしまいます。改善方法は、まず、歌の雰囲気とは違った声になったとしても、発声で作った声のままで歌ってみること!

歌だからといって、劇的に声を変えたり、作り過ぎたりしないこと。

きっと、その声は、聴いている人に、しっかりと「届いている声」になっているはずです。

 

 

2.【「声を出す」以外に意識が向いている】

発声練習は、歌に比べて、音階も言葉もシンプルです。ですので、「声を出す」という事だけに集中しやすいのですが、歌になると、それ以外の心配事に意識が向いてしまう場合です。つまり「声が委縮している」状態です。思いっきり出せていない。

音程や歌詞、リズムなど、歌になれば気にかけなければならない事が増えてきます。すると、そっちにばかり気が取られてしまい、声のダイナミックさが減ってしまう。

 

改善方法は、「音程を取る」や「リズムを取る」という作業をやめること。

それによって、多少、音程やリズムがズレてしまっても、ひとまず、修正せずに歌います。そして、意識することは一つだけ。「歌詞を遠くに届ける」という事だけに絞る。

すると、言葉が前に出てきます、同時に、声量も上がります。「大きな声でしゃべる」という意識だけなら、とても簡単に感じることと思います。まずは、それでOKなのです!

 

 

3.【声を出す準備が整っていない】

これは、発声法に問題があるのではなく、自分自身で声を出しやすい方向に導くことができていない状態です。

例えば、「低音から高音へ一気にジャンプするメロディー」と、「一音ずつ上がっていくようなメロディー」では、一気にジャンプする方が、しっかり準備を整えておく必要があるわけです。

発声練習では、わりと音程の幅は狭い音を使いますので、準備も簡単で楽に出ますが、歌は、幅広い音程が、幾度となく出てきます。そこで重要なのが、「次の音に向かう準備」です。

 

この準備とは、声量のクレッシェンド、気持ちの高まり、音を先行してイメージしていく、というなどの事を指します。この準備が早い人は、発声練習と同じような感覚で、歌も、楽に歌っていく事ができています。

 

いい歌声を作るためにトレーニングしている発声練習。その作り上げた声を、最大限に生かす為に、練習を行ってみてください。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

仙台ボーカルスクール LOOSE   VOICE

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