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ダイナミックマイクの機能を活かして歌おう

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◆マイクの役割を知る

マイクは、入力された音を増幅する役割があります。マイクの種類には、大きく、ダイナミックとコンデンサーがあります。2種のマイクは、使用環境(収音するもの)や目的によって使い分けられます。ボーカルマイクとして、カラオケやライブステージで歌う時は、ダイナミックマイクを使用します。

 

値段は、1~2万円で購入でるもので、定番どころですと、SHURE 58や、楽器等で使われることが多い定番のSHURE 57があります。※冒頭の写真は、SHURE 58。

 

マイクは、使い方次第で自分の声の表現力を高めてくれます。

マイクの使い方で注目してほしいのが、「距離」と「角度」です。

 

しかし、その前に重要な意識ポイントをお伝えしておきます!それは、「歌っている時に、マイクに声を入れる意識を持とう」です。意外にも、歌っている時、マイクに向かって自分の声を入れる意識を持っている人は、少ないのです。「ただ、何となく持っているだけ」ではダメなのです。

 

マイクに機能を果たしてもらう為には、声を入力しなければ、意味がありません。まず、マイクにしっかり声を入れる意識を常に持って歌うこと。

 

 

◆マイクの指向性を知るとすべてが分かる

 マイクには「指向性」というものがあります。指向性とは、「どの角度の音をはっきりと捉えるころができるのか、どの向きの感度が良いか」という方向のことです。マイクの種類によって、その指向性に違いはありますが、ダイナミックマイクの場合は、マイクの頭(丸い部分)を中心に放射状に広がっています。

 

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上の図は、マイクの指向性を図で表しているものです。マイクの頭から丸く膨らんでいる部分が、音をしっかり収音してくれる方向です。

これを見ると、マイクは、口(くち)に対して、垂直に向けるのが良いことが分かります。マイクを縦にしたり、また、マイクを持つときに、手でマイクの頭を隠してしまうような持ち方は良くありません。

 

次に、マイクと口(くち)の距離です。一般的には、10㎝~15㎝くらいを目安にかまえるといいと言われていますが、これは場合によります。マイク音量の出力が、どれくらいに調整されているかによります。

プロシンガーの映像をみても、10㎝以上離れて歌っている映像は、殆どありませんよね。口(くち)にくっつくかつかないか、ギリギリまで近づけている場合が多いです。

 

声は、聴いている人にとって「聴こえない!」が一番まずい。小さいよりは、大きく届いた方が良いですので、一旦、ギリギリまで近づけてマイクテストをしてみる。それで大き過ぎたら、少し離すという手順で調整してみましょう!

 

 

◆マイクテクニック

歌いながら、マイクの距離を変化させるテクニックがあります。

例えば、歌の冒頭は「ささやき声」で始める場合、マイクの距離を近づけます。そして、サビで、声量を上げて張った声で歌う場合、マイクの距離を遠ざけます。

 

そうすると、出だしの「ささやき声」と、サビの「張った声」では、実際は、かなり音量差があるのですが、聞いている人には、バランスの取れた声量を届ける事ができます。

 

また、自分の声の特性を知っておくことも大切です。

声の大きさや、息の出る量、太さなどによって、マイクの距離と位置を、自分の声に合うように調整してみるとよいでしょう!

 

マイク位置の調整を行う時は、実際に、マイクを使って声を出しながら行ってくださいね。素敵な声で歌っているのに、マイクの位置ミスで、その声が、しっかり届いていなかった・・とならないように、自分で確認しながら研究していきましょう!

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

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