◆第一声目が高音の場合
曲の最初の音や、間奏あけた一発目の音が高音の場合などに使える、高音発声のコツ!今回は、誰でも簡単にできる、その対処法をお伝えします。
「フレーズの真ん中くらいにある高音」と、「フレーズの最初にある高音」では、どちらが出しやすいと感じますか??
恐らく、殆どの人は前者と答えると思います。
それはなぜか??
それは、予め、高音を出す準備ができるからです。
フレーズの真ん中にある高音は、声を出しながら高音に向かっていく事ができるので、助走をしっかりつけられます。そして、エネルギーがピークに達したところで、高音に向かってジャンプできる。だから、楽に声が出る。
でも、フレーズの最初に高音がある場合は、助走がつけられない。だから、高く飛ぶことが難しい。
では、どうやったら楽に高く飛べるのかというと、それは、息を吸うタイミングにコツがあるのです!
◆ブレスのタイミングを変える
ズバリ!いきなり高い音を出したい場合は、『ブレスのタイミングを、今よりも少し早めに設定する』です。
そして、ブレスをして声を出すまでの間で「息を止めておく時間を作る」
息を止めておく時間といっても、一瞬です。だいたい2秒くらいをイメージしてください。(あまり長く止めていると苦しくなりますからね!)その2秒が、エネルギーを溜められる、助走の変わりの役割をしてくれます。
例えば、あなたは、20秒間、息を止めているとしましょう。かなりしんどいですよね、その後、息を吐きだしてください。その吐き出した息の勢いは、どうですか?「ぷはー!!」と、かなり強い勢いになると思います。
つまり、エネルギーが溜められていたので、一気に放出できるわけです。
曲の場合には、20秒間も止めることはできないので、2秒程度に設定して歌ってみると、高音の出しやすさに驚かれると思います!ぜひ、実践してみてくださいね。
◆キーワードは「ブレスのタイミングを早めに設定する」です。
written by KAN
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