◆もとから上手く声が出る人がいる
友人や知人、身近な人で、ボイトレや歌を習っていないのに、もとから上手く声が出せて歌える人って少なからず、何人かはいると思います。
そんな人達を見て、何となく「いいな~」と思ってしまって終わり。。
になっていないでしょうか??
そこで終わらず、少し掘り下げて考えていってみましょう。実は、思わぬ大きな発見に結び付くことになるかもしれませんよ。今回は、そんな話題です!
◆トレーニングをしていない=鍛えていない
「ボイストレーニング」を「発声に関与する喉の筋肉などを強化する」という意味で考えた場合、例えば、もとから高い声が出せるという人は、喉を鍛えてはいない、ということになりますよね。
つまり、
「鍛えていないのに出せる」=「鍛えなくてもいい」
となった時に、上手く出せない人は、鍛えるという方法が必須ではなくります。
では、どういったボイストレーニングをしていけばよいのか?
その意味合いを「鍛える」ではなく、「知る・気づく」という方向に転換していきます。
「知る・気づく」というと、なんか「トレーニング」という言葉が相応しない感じに捉えられるかもしれませんが、子供の頃や変声期前に、楽に高い声が出せていた過去は皆さんあるはずなので、それを考えると、しっくりくると思います。
※これが「声の強い・弱い」になると話は少し変わってきて、それは、声帯をしっかり閉じる力が必要になってくるので「鍛える=トレーニング」という意味が、しっくりくる感じがします。
◆鍛える ⇒気づく為の発声練習
頭の中を「強化」から「発見」に変えて練習をしていきます。
「発見」に変えた時に、ほんの数十分で発見できる人もいれば、数か月、数年かかったという「時間差」が出てきます。その違いは、現状の声や過去の癖などが大きく関係してくるものですが、誰だって、早く発見できるに越したことはないですよね!
「鍛える」ではないので、そこまでの長期間はかからないはず。
それはもう目の前にあるぐらい、すぐ見つけられるもの。
そこで重要なポイントになってくるのが、
【トレーナー側の「誘導(伝達)」とレッスン生側の「受取り(認識)」】
そのマッチングなのだと、特に最近、強く感じます。
いかに早く気付けるように、トレーナーが「言葉で、声で、エクササイズで、イメージで・・」あらゆる手段を使って伝達する。そして、それを想像どおりに受け取って実践してもらう。
見えない喉をどれだけ上手く誘導できるか。
トレーナーとの信頼関係も重要です。
気付かせる為、気づく為に、お互いが協力しあって、少しでも早く理想の声を発見する。なにか思い当たることがあった方は、ぜひ、ご自身の練習の認識に取り入れてみて頂ければと思います!
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written by KAN
https://twitter.com/loosevoice
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