こんにちは、仙台Loose VoiceのKANです!
歌の練習をする時の「伴奏」といえば、一般的にはカラオケの音だと思います。楽器など弾ける人であれば「弾き語り」もできると思いますが、普通は、カラオケですよね。
このカラオケ伴奏で歌う場合と、
楽器一つの伴奏(ピアノやギターなど)だけ歌う場合では、歌い方に大きな違いが生まれます。
何が違うのかといいますと、楽器一つの伴奏だけで歌った時は、
【曲を表現するものが声だけになる】という事です。
もちろん、楽器が伴奏してくれていますので、伴奏の弾き方によっても曲の流れや盛り上がりを表現する事ができますが、歌う側にとっては、自分の歌声が丸裸に近い状態になるわけです。
カラオケ伴奏であれば、沢山の楽器が鳴ってくれていますので、例え、声が途切れたとしても、伴奏が盛り上げてくれたりしてくれるでしょう。
でも、ほぼ声だけとなった状態では、自分の声だけで強弱をつけたり、流れを表現しなければならない。
実は、この練習が歌が上手くなるという事に、とても重要なのです。カラオケ伴奏では隠れてしまっていた、繊細なボイスコントロールが必要となるからです。
例えば、歌の「出だしの声」一つにしても、カラオケ伴奏では何となく出していた声が、ビアノ一音だけになったと想像してみて下さい。
きっと、かなり慎重に声を出すはずです。
この繊細な気遣いが、一曲通して続くわけです。歌の表現力が、一気に上がるに決まっていますよね!
もし、楽器が弾けない、、という方は、ワンコーラスだけでもアカペラで歌う練習をしてみて下さい。
歌ったものを録音して聞いてみたりして、曲の流れが、声だけで表現できるまで、何度も何度も練習する。
そうやって洗練されていった歌い方は、カラオケ伴奏だけで歌っていた時とは、比べものにならないほどのスキルになっていると思います。ぜひ、試してみて下さいね!
written by KAN
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