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音の高低を上下にイメージすると音程は取りにくい?

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音程を五線譜のように上下のイメージを持って歌うと?

歌う時、音が「低いから下」「高いから上」というように、音程を上下にイメージをして歌っているという方。そういう方は、音程が定まりにくい傾向があります。これは、声を飛ばしている方向(的)が、上下に動いてしまうという事。かなりバタバタした歌い方に聞こえます。

 

最近は、カラオケ採点を使って練習される方が多いのですが、画面に出てくる音程の波形が、まさに上下に表示されるので、アレが良くない””

 

音程の高低は、「上下」でなく「前後」でイメージをするのが自然です。

常に、声は前に出す。声を飛ばす的は一つに絞る。

 

なぜ自然か?といいますと、距離によって声の大きさや高さは、自然に変わっていくものだからです。遠くにいる人を呼ぶときは、声は大きく高くなる。逆に、近くにいる人を呼ぶときは、声は低く小さくなる。当たり前?!かつ、自然なことですよね。

 

決して、そこに上下のイメージはありません。歌であれば、なおさら、聞いてくれる人は自分の目の前にいます。声を上下させると、声が相手に届かなくなるのです。

 

「あっ、上下にイメージしてた・・。」という方、

特に、「高い音→低い音」に、一気に音が下がる時、外れやすくないですか??その時に、声を飛ばしている方向が、下に落ちてきていないか、checkしてみるといいと思います。

 

どうして、上下のイメージを持ってしまうの?

これは、①譜面を意識している場合。②胸声、頭声など発声法を意識している場合。などに起こるようです。学校の授業では、教科書にかならず音符が載っていますので、その絵図を無意識にもイメージしているのでしょう。(あとは、カラオケ採点の波形)

 

ボイストレーニングを習ったことのある方は、声を響かせる(共鳴)という練習をしたことがあると思います。低音は胸声(チェスト)高音は頭声(ヘッド)に響かせましょうと教わった方もいると思います。これは、あくまで音程をスムーズに移動させるための、感覚的なイメージトレーニングになります。実際に、胸や頭に声が共鳴することはなく、(正確には、共振になります)声を出しやすくするために生まれた練習方法です。

 

まとめますと、歌う時に、声を飛ばす方向(的)は一つでいい。

その的に声を通過させて、高音は遠くに、低音は近くに、声を飛ばす。

 

これで、各段に音程が取りやすくなるばかりか、声も出しやくなるはずです。そしての喉への負担が減ります。視聴側の印象としては、落ち着いて歌っているように聞こえ、歌に、どっしりとした安心感を持ってもらえます。

 

ぜひ、あなたの歌い方に、取り入れてみてください。

 

 

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