歌にも緊張と緩和が必要
お笑いには、緊張と緩和が必要だと言います。僕は、お笑いは語れませんが、、確かに、笑っている時って心に緊張はなく、緩んでいるときだよなぁ~と思います。
歌にも、同じことが言えます。緊張感のある声、緩和したやわらかい声を使え分けると、聞いている人を飽きさせることなく、歌の世界に上手に引き込んでいく事ができます。
これは、ある程度、リスニングのスキルも必要ですが、
プロシンガーの声をよく聞くと、オイシイところで、声を「ふっ~と」抜いているのが分かります。特に、雰囲気のある曲(バラード調)になるほど、よく聞き分けられると思います。たったワンフレーズの中でも、2種類の音色の声を、使い分けているのです。何気なく、聞いているだけでは、この使い分けは、聴き取れないかもしれません。
静かな場所で、スピーカーに、よく耳を澄まして聴いてみましょう。
緊張と緩和の声を使っている人、使ってない人
この2種類の声を使い分ける技術は、「ワンポイントでカラオケ上手くなりたい!」というような方には、少しハードルが高いように感じるかもしれませんが、実際に、使えると全く、歌が変わってきます!だから、トライしてほしいのです(^^)
緊張感のある声とは、芯と張りがある声です。
緩和した雰囲気の声とは、柔らかく、息を多く含んだ声です。
この2つの声の出し方を、具体的に「喉の使い方」で説明するよりも、ここは感覚的に行ったほうが、早いし、上手くいくでしょう。
日常的に、お話ししている声は、個人差はありますが、割と芯があり、通る声です。また、ささやくようなヒソヒソ話しは、息が入っていてウィスパーっぽい声ですよね。はい、この2つです!
これは、声の「大・小」の違いではありませんので、ここだけ、注意です。
音量ではなく、声質に違いがあるのです。
感覚的に、この2つの声を出した時に、
例えば、「うるさい声になる、息が足りなくなる、声が弱々しくなる、、」などの悩みがでる場合は、少しやり方を変える必要があります。この段階で、ボイストレーニングとしてアドバイスを受けると良いでしょう。
また、単純に、「お話し声」と「ヒソヒソ声」をイメージして出した場合、声の響きが
不十分という場合がありますので、その点は、以下の「共鳴」関連記事を参照ください。
共鳴 カテゴリーの記事一覧 - ボイストレーニングの効果を高める “イロハ”
まずは、感覚的に、試してみてくださいね!