色気のある歌声
歌が上手い人を見て、歌い方や声に「色気」を感じたことはないでしょうか?
具体的に、「色気」という言葉を口に出さなくても「声が素敵!」とか「ドキドキする声!」という感覚は、味わったことがあるのではないかと思います。
どんなジャンルの歌であっても、プロシンガーには、色気があります。
色気があることで、「曲に酔える」のです。惹き込まれるのです。
色気を感じる感性は、人それぞれですが、特に優しいバラード調の曲でなくても、激しいロックでも、色気をかもし出すシンガーは、沢山おります。
歌における “色気” とは、何から生まれるのか。
1.その人の持つ潜在的な声
歌に関わらず、自然に発した話声が素敵
素敵な声と感じる特徴として、男性は「声に安心感がある=太く、強い」「癒される=少しハスキーで優しい声」などが挙げられます。女性は「声に安心感がある=芯が通っている」「癒される=ささやき声」など。
男女問わず、素敵な声には、「声がしっかりしている」「声が少しエアリーである」という共通している点があります。
それが歌声ではない場合、しゃべっているだけで、とても心地よい気分にさせてくれるでしょう。
2.色気のある歌声を作り上げる
発声の仕方で、意図して、色気のある声を作る
声は、発声の仕方で自由に変える事ができます。(ものまねのように!)色気を感じさせる声も、意図して作り上げることができます。
◆「しっかりした声 ⇒ 安心感」を作るコツ
普段の声よりも、少し低い声を意識して出してみます。すると、声帯がしっかり閉じてくれるので、声に芯が入ってきます。この時、注意としては、声を下に出すイメージを持つと、暗い声や、こもった声、という印象になってしまうので、常に、対象者に向けて前に出してください。
◆「エアリーな声 ⇒ 癒し」を作るコツ
声にエアーを含ませるのは、一見、簡単であるように思えますが、実践してみると、なかなか難し事に気づくと思います。「ため息に声を混ぜる」や「声に息を混ぜる」という意識で行ってみても、上手くいかない場合があります。
何かが違う、その原因は何か??
⇒「息を多く出す」ではなく「声帯を、閉じすぎない」事が成功のコツだから。
上手くいかないケースとして、歌っていると息が足りなくなるという人がいます。これは、息を出し過ぎている(漏れている)状態です。エアリー声を作る為には、声帯を強く閉じすぎないこと。
※「ヒソヒソ話し」から良いヒントが得られます。ヒソヒソ話しは、エアリーな声ですが、息が足りなくなったりはしませんよね!
3.歌声には、その人の人生が反映される
感情や経験が声に出る
声は不思議なもので、その人の性格、性質、経験、感情などが、無意識に表れるものです。逆に捉えれば、声は、本質を隠せないもの。それが個性というものになり、そこに惹かれてた人達がファンになります。
近年は、カバーブームですが、同じ曲でも、歌手によって、全く印象が変わったり、好き嫌いが分かれたりするのは、その歌手の個性によるものです。
個性に、正解や間違いはありませんので、素直に歌うのが、一番、本人にとっても、聴いてくれる人にとっても、良い結果を生む方法の一つだと思います。
♪まとめ
色気のある歌声
・曲や歌に酔える、惹き込まれる声である
・発声の仕方によって、作ることが可能
・素直であり、自然に発声することが、その人の個性が表れる方法の一つ
written by KAN
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