◆ポイントは自分に合っているか
世には数多くのボイトレ教則本が出版されています。その数ある中で、自分に合ったものを選ぶためのポイントは、いったい、どこに注目すればよいのか?
今回は、失敗しないボイトレ教則本の選ぶコツを、シェアします!どの本においても「悪い本」というものはないと思っていますが、ポイントは、自分に合っているかどうか、ということです!
その為には・・
◆自分の弱点を知る
まずは、自分の歌声の弱点を知ること。
「歌が上手くなりたいから」という漠然としたものだけでは、具体的な課題が明確になっていないので、教則本選びも、迷ってしまいがちになります。
重要なのは、上手く歌う為には、今の自分に何が足りないのか。
例えば、
・音域を広げたい
・強い声を出したい
・リズム感をつけたい
・感情を込められるようにしたい
・音程をしっかりとりたい
こういった具体的な課題を見つけておきましょう!そして、本のタイトルと内容をよく見て詳しく説明がされている本を探します。
☆ポイント☆
・初心者にもわかりやすい内容になっているか
・CDやDVD教材が付属してあるか
・自主練習を継続できそうな内容か
・自分の声が変わりような予感(わくわく)があるか
◆著者を確認する
著者は、必ず、何かひとつの分野においての専門家であると思います。経歴を見て、どの分野の専門家なのかを確認しましょう!
音大の声楽科卒、元プロミュージシャン、アメリカで発声を学んだ、元医者の視点から発声を学んだ。音楽のジャンルも、どういったジャンルの曲を歌ってきた人なのかを確認します。
そして、ちょっとした豆知識ですが、、
著者が、元から歌が上手かったり、苦労をせずに成功を成し遂げたような人の場合、稀に、上手く歌えない人の状態や、気持ちを察知する能力が、あまり高くないケースがあります。
それによって、どういったことが起こるのかというと、「歌が上手くなる為の説明が上手ではくて、具体的な練習法よりも、精神論の目線からのアドバイスが多くなる」傾向があります。
ですので、過去に、その著者自身も苦労をされていて、この本を手に取ってもらう人には、もっと楽に歌が上手くなってほしいんだ、という想いを抱いているような人が好ましいのではないかと、個人的に感じています。
◆読者の為と思える本かどうか
究極のところ、一通り目を通してみて、本当に読者の為を思って書いた本かどうかを、感じてみて下さい。
『困っている人に手を差し伸べている本か』
それは、あなたの肌でじられると思います。具体的な練習法はもちろん、誠意のある本かどうか、という点も、見落としてはいけないポイントなのです♬
ぜひ、ボイトレ教則本選びに役立ててくださいね!
written by KAN
https://twitter.com/loosevoice
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