◆忙しくてボイトレ時間が作れない方
慌ただしい毎日、改まって、ボイトレ自主練習をする時間が作れないという人も多いと思います。「歌を習う」といっても大半が趣味です。ゆえに、プロを目指して練習している人に比べれば、練習時間やモチベーションの面でも、差が生まれてしまうのは、当然、仕方のないことです。
「でもーっ!歌が上手くなりたい!!」というあなたに!?
そんな自主練習の時間が作れないあなたに、今回は、日常生活の中にボイトレを取り入れる方法をお伝えします!声は、毎日使うものですから、それ自体がトレーニングになってはいるのですが、ポイントは「苦手な声を出せるようになる練習」を取り入れることです!
練習の内容については個人差が生まれるものですので、毎日の中で、声を出すタイミング、場所、シーン、などの面についての「ラク技」をお伝えします!
◆発声の基本「強い声」を出す
発声練習の基本である「強い声」は、日常会話から鍛えていく事ができます。
お店で店員さんを呼ぶときに声が通らない、電車の踏切の前で話すと、電車の音にかき消されてしまう・・。そんな人は、この意識を取り入れてみて下さい。
◗自分の話し声を、自分の耳でしっかり聞こうと意識する
声が弱い人は、自分でもクリアに声が聞こえていないことが多いです。こもる、かすれる、声が細い、自分自身でも、そう聞こえるはずです。ですので、お友達や家族と話す時は、自分の声を自分でしっかり聞く意識を持ってみて下さい。
コツは『自分自身に語りかけるように話す』
もちろん、相手に向かって話しているのですが、同時に、自分に語りかけるように話してみて下さい。そうすると自然と聞きやすい声を出そうと、喉が動いてくれます。
◆基本のおしゃべり声のトーンを上げちゃう
当然ですが、日頃から高い声で話す人は、歌でも高い声がよく出ます。それが「基本の声のトーン」になっているからです。
「自分は、周りの同性よりも声が低いんだよな・・」と感じている人も上げちゃえばよいのです。実は、少なからず声のトーンは、誰でも調整しているもの。
家で独り言を言っている時の声のトーンと、恋人と話す時や、仕事でお客様に対して使っている時の声のトーンは違いませんか??
きっと声が少し高くなっていると思います。その声を、基本トーンにしてしまいましょう!「いや~、、でもしんどいでしょ」と思ったあなた。
その「苦」を解消する為のコツは
◗「聞く人の為を思って聞きやすい声を出しているんだ」
という意識を持ってみましょう。自分の為だけに行う意識は、途中で挫折してしまいます。相手の為に、恋人の為に、お客様の為に、その基本トーンを維持してあげて下さい。
◆一人になる時間を有効活用
毎日の中で、一人になる時間が必ずあると思います。
通勤・通学の時間、お風呂の時間、待ち合わせの時間、運転中、就寝前の時間。
その時間の中の、たった5分間を使って、トレーニングしてみましょう。トレーニングといっても遊び感覚でOKです!大きい声が出せない場合は、小さい声でもボイトレ効果はあります。
この「一人になる時間にボイトレをするのが癖になっている」人は、声の変化の効果が表れるのが早いです。歌が上手くなりたい、でも練習時間が取れないという人は、今回ご紹介した方法を、ぜひ、日常的な習慣にしてみて下さい!
日々の積み重ねに勝るものはありませんからね!!
written by KAN
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