◆カラオケで歌いづらい
カラオケで歌った時に「練習の時のように上手く歌えていない気がする」という悩み相談をよく受けることがあります。
なぜ、そういう気がするのかを聞いてみると、圧倒的に多い理由が「すぐに喉が疲れて、声が出しづらくなって・・。」という事でした。
せっかく、ボイストレーニングをしているのに、いざ皆の前で歌ったときに満足感を得られないのは、残念ですよね。
今回は、そんな時に、ぜひ、歌う前にやってほしい3つのポイントをアドバイス致します。
①演奏ボリューム調節
まず、なぜ、すぐに喉が疲れてしまうのかといいますと、普段よりも過剰に大きい声を出して歌っているからです。
カラオケ演奏の大音量に対抗して、自分の声も無理して張り上げてしまっていませんか?(たまに、他のボックスから聞こえてくるような、叫ぶ歌声になっては、いけません。)
演奏中も、大きい声をだせば、隣の人と会話できる位まで、カラオケ演奏のボリュームを調整しましょう。
②初めに歌う曲は、自分の歌いやすい曲を選ぶ
歌は、喉の筋肉を使います。
スポーツと同じように、実際に試合をする前には、本当は準備運動が必要なのです。でも、カラオケは、ノリや勢いで行く時が多いので、準備なしで、全力疾走しちゃうんですよね。
そして、ケガ(喉を痛める)をしてしまう。。初めは、楽に歌える曲で喉の筋肉を動かして、あたためから徐々に声量を上げていきましょう。
③スピーカーから自分の声がしっかり聞こえる位置に座る
これが、座る位置によって全然違ってくるので要注意です。
ほとんどの部屋には、2つのスピーカーが付いていると思いますので、ちょうど、その間の位置を確保して、バランス良く聞こえるようにできればベストです!
立って歌うか、座って歌うだけでも、聞こえ方がかなり違います。★色々試してみてください。
自分の声が聞こえないと、当然、音程やリズムもズレやすくなりますからね。練習の成果を十分に発揮できるように、歌う前にも色々と準備が大事です。
ちょっとした注意&調整で、ずいぶん、歌いやすくなるはずです。
ぜひ、試してみてくださいね。最後に、もう一度、3つのポイントをまとめておきます。
【カラオケで歌う時の3つのポイント(準備編)】
①カラオケ演奏の音量調節(それに合わせてマイクの音量も調整)をする。
②初めに歌う曲は、自分の歌いやすい曲を選ぶ。
③スピーカーからの自分の声がしっかり聞こえる位置に座る。
written by KAN
https://twitter.com/loosevoice
■ボイトレスタジオHP
【無料ボイトレメール講座】