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喉締め発声改善ストーリー⑥(アカデミー時代)

このブログ記事は、歌う時に喉に余計な力みが入る「喉締め発声」で困っている人へ、少しでも何か役に立ててもらえたらと思い執筆しています。

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本格的に歌を学ぶべく、上京し、最初に通ったミュージックスクールは、グループレッスンと個人レッスンが受けられるようなカリキュラムだった。

 

専門学校ではなく、ミュージックアカデミーのような感じで、レッスンも週2回程度。

 

歌を学ぶのは、ここが人生で初めて。

 

通っている人達も、本気でプロで歌っていこうというモチベーションの高く、歌のレベルには、ばらつきがあったけど意識が高いから、かなり刺激的な時間だったと思う。

 

まずは、グループレッスン。

 

グループレッスンは、15~20人ぐらいが一つのスタジオに入り、一斉に発声練習をするというものだった。先生がピアノで音階を弾いて、それに合わせて声を出していく。

 

稀に、一人ずつ、ピアノの前に行って、個別に発声をすることもあった。

 

今思えば、その時の先生は、声楽家のような発声法で声を胸に響かせて(胸声)低音から高音まで声を出していくような感じだったと思う。

 

そのデモンストレーションを自然と真似する事になるわけだから、声を張り上げていた僕にとっては、かなり危険な「お手本」になっていたわけです。(決して先生が悪いわけではありません)

 

基本、声は大きく、胸に響かせて男らしい声を出す。

 

ここで、ほかの人の発声も聞けるわけだから、何か良いヒントになるんじゃないかと、耳を傾けていた。

すると、、

 

大体の人は、地声で高音まで張り上げて、苦しくなるタイミングで裏声にひっくり返す。

 

という状態になっていた。

しかも声が大きい人ほど、そうなっていて、首や顔が赤らむほど、力んで出している人もいた。

 

「やっぱり、高音って、そうなるよね・・」と自分なりに確認しながら、他の人もそうなるなら、それでいいのかも・・とも思っていた。

 

【苦しいけど頑張って声を出す】

この感覚が普通であたり前。そう思っていた。

 

そして、いよいよ初の個人レッスン。

ここで「苦しいけど頑張って声を出す」という状態の発声に起こる悪循環にハマってしまう事になる。

 

次回へ続く・・。