『喉の力み改善ボイトレ法』

数年ボイトレをしても変わらないあなたへ

『喉の力み改善ボイストレーニング法』

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喉締め発声改善ストーリー⑦(アカデミー時代)

このブログ記事は、歌う時に喉に余計な力みが入る「喉締め発声」で困っている人へ、少しでも何か役に立ててもらえたらと思い執筆しています。

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個人レッスンといっても、スタジオに先生と2人きり、というわけではなく、5,6名ぐらいレッスン生がいて、ひとりずつ前に出て伴奏に合わせて歌っていく、というものだった。

 

時間的には、一人あたり、10分程度が割り当てられているような感じだった。

 

当時、20歳頃。

歌っている時の喉の感覚は、中学生の頃に感じていた「喉の力み」は変わっていない、まだ、そのままの体感でした。

 

自分の歌い方を指導してもらうのは、全く初めてで、プロの目線から見ると、自分の歌に対して、どういうアドバイスをもらえるのかが楽しみだった。

 

そして、実際に、先生の前で歌った。

 

そこで、まず言われたのは、

「ピッチ(音程)が低いよ」だった。

 

自分では、その音を出しているつもりなのに、、

正直、心の中で「うそっ!?」って思った。

 

今まで、音程が取れていない・・という事を感じた事がなかったから。そして、ピッチのズレは、半音の半音(ピアノでは表せないクォーターぐらい)のズレだということだった。

 

なんで、音が低めにズレる??

 

何度歌っても、そうなる。

 

先生は、

「ピッチが低いから上げて!」と言う。

僕は、

「ピッチが低いのは分かったけど、どうやればジャストの音を出せるのか、その方法を知りたい」と心の中で思っていた。

 

しかし、レッスンは、進んで行く。。

 

【ピッチが低めになる原因と改善方法を教えて下さい】

これを先生に聞けばよかった話なのだが、当時の僕は、そんな質問をする事すら頭が回らず、、音を正確に出す事だけを、自分なりの解釈と方法で、もがきながらやっていた。

 

それが喉締め発声の悪循環だったのだ。

 

今、分析すれはこういうことでした。

 

喉に不要な力を入れて歌う

    ↓

声帯の運動が妨げられる

    ↓

声帯が出したい音の振動数にならないので音程(ピッチ)が下がる

    ↓

音を上げようと頑張るので、更に喉締めになる

 

これが、喉締め発声によるピッチダウンのからくりです。

これは音痴ではなく、ただ、発声の仕方に問題があるから起こっていること。

 

この悪循環から脱する長~い旅が始まったのです。

 

次回へ続く・・。