このブログ記事は、歌う時に喉に余計な力みが入る「喉締め発声」で困っている人へ、少しでも何か役に立ててもらえたらと思い執筆しています。
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個人レッスンといっても、スタジオに先生と2人きり、というわけではなく、5,6名ぐらいレッスン生がいて、ひとりずつ前に出て伴奏に合わせて歌っていく、というものだった。
時間的には、一人あたり、10分程度が割り当てられているような感じだった。
当時、20歳頃。
歌っている時の喉の感覚は、中学生の頃に感じていた「喉の力み」は変わっていない、まだ、そのままの体感でした。
自分の歌い方を指導してもらうのは、全く初めてで、プロの目線から見ると、自分の歌に対して、どういうアドバイスをもらえるのかが楽しみだった。
そして、実際に、先生の前で歌った。
そこで、まず言われたのは、
「ピッチ(音程)が低いよ」だった。
自分では、その音を出しているつもりなのに、、
正直、心の中で「うそっ!?」って思った。
今まで、音程が取れていない・・という事を感じた事がなかったから。そして、ピッチのズレは、半音の半音(ピアノでは表せないクォーターぐらい)のズレだということだった。
なんで、音が低めにズレる??
何度歌っても、そうなる。
先生は、
「ピッチが低いから上げて!」と言う。
僕は、
「ピッチが低いのは分かったけど、どうやればジャストの音を出せるのか、その方法を知りたい」と心の中で思っていた。
しかし、レッスンは、進んで行く。。
【ピッチが低めになる原因と改善方法を教えて下さい】
これを先生に聞けばよかった話なのだが、当時の僕は、そんな質問をする事すら頭が回らず、、音を正確に出す事だけを、自分なりの解釈と方法で、もがきながらやっていた。
それが喉締め発声の悪循環だったのだ。
今、分析すれはこういうことでした。
喉に不要な力を入れて歌う
↓
声帯の運動が妨げられる
↓
声帯が出したい音の振動数にならないので音程(ピッチ)が下がる
↓
音を上げようと頑張るので、更に喉締めになる
これが、喉締め発声によるピッチダウンのからくりです。
これは音痴ではなく、ただ、発声の仕方に問題があるから起こっていること。
この悪循環から脱する長~い旅が始まったのです。