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喉締め発声改善ストーリー⑪(アカデミー時代)

このブログ記事は、歌う時に喉に余計な力みが入る「喉締め発声」で困っている人へ、少しでも何か役に立ててもらえたらと思い執筆しています。

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「喉締め発声を直すのには、かなりの時間がかかる?」

 

そんな言葉を頭の片隅におきながら、毎日毎日、歌を練習していた。週2回のレッスンでは物足りず、声出し、鼻歌程度なら、ほぼ毎日。そして、カラオケでの自主練も週2~3回行っていた。

 

レッスンに行っても「発声がよくない」とは言われない。だけど、これが正しい発声というわけではない(ようだ・・w)

少しだけ疑問に思っていたのが、

 

当時、先生方は、

 

・発声がよくない事に気づいていたが、改善方法を知らなかったのか。

・発声がよくない事に気づいていないから注意されなかったのか。

(未だに、謎として残ってしまった)

 

どっちにしても、当時のレッスン環境下では、改善方法を「教えてもらう」ということは難しそうだった。つまり自力で改善するしかないような気がしていた。

 

アカデミーでは、年に1回、大きな発表会が開催される。演奏はレッスン生による生バンド演奏。一般のお客さんを入れての一大イベントだ。

 

発声法の正解は、ともかくとして、

歌自体は、その発表会に向けての集中した練習や友人とバンド活動も行っていたので、歌う事には慣れ、音程フラット問題も独学ながら改善しつつあった。

 

「音は当たるけど、発声(ノド)は楽じゃない」という感じだろうか。(今、思えば、地声の声帯の状態で音を持ち上げている状態だったのです)

 

僕に対して、

アカデミーの先生からオススメされた歌手は、

「ダリルホール&ジョンオーツ」だった。洋楽は、あまり聴いてこなかったから、CDをレンタルして聞いてみると、確かに、自分の声質に近い感じがした。

 

芯がありストレートな声。

 

自分も、その雰囲気の声は好きだったので悪い気はしなかった。

だた、素人ながら何となく気になっていた部分。

 

それは「声の深み」

 

喉締めは、ノド周辺に力が入りノドが上がっている状態。

 

だから、

「力が入る=振動が伝わらない=響きが浅くなる」

「ノドが上がる=共鳴スペースが狭くなる=響きが浅くなる」

 

そりゃ、深みはでないわけだ。

 

声に芯がありストレートな声という良い点はあるが、録音した時に感じる「深み不足」の部分は、とても気になっていた。

 

歌手のライブ映像を見て喉や口の形をチェックし、それを真似てみようと思うが、うまくいかない。口をほとんど開かないで歌う歌手もいる。個人差があって、特に、発声には関係ないものなのか・・?

 

この頃は、発声時の喉や口の良い状態は、頭の中で理解しているものの、実際に、ノドと声が、まだついてきていない・という状態だった。

 

ライブで歌う時も、つらくなる程の高音は使わないで、ノドを緩和させるために、息を多く含ませた柔らかい声をメインに歌うようにしていた。

 

歌う、ライブ、レッスン…を繰り返し。

月日は流れ…

 

また、新たなボーカルトレーナーと出会うことになった。

 

次回へ続く・・。