◆プロシンガーは、ボイストレーニングをする?
プロシンガーも、ボイストレーニングは行います。ライブ活動やレコーディング活動が忙しくなれば、充てる時間が少なくなるかもしれませんが、プロはメンテナンスという意味でも、ボイストレーニングをしっかり行います。
しかし、通常は、アマチュアの段階でボイストレーニングを十分に行い、歌声を商品レベルまでに整えておくものです。ですので、アマチュア時代に、どれくらい声を仕上げていけるかが、とても重要になります。
プロになれば、リハーサル、作曲、レコーディングなどで、ほぼ毎日、歌う事になります。もう、その段階になれば、自分の声というものに自信と確信が持てるので、声は自然に成長していきます。デビュー直後から年数を重ねていくと、より歌声に磨きがかかるのは、その為です。
声の生まれる声帯は、どうしても年齢を重ねると声が弱くなってきます。
また、プロシンガーは一般の人よりも、人生において歌う時間が圧倒的に長く、音域も幅広い声を使います。故に、声帯を傷めてしまう人も少なくありません。息の長いシンガーを目指す為にも、声帯への負担を最小限にして歌えるようになる事が、ボイストレーニングの目的の一つでもあります。
◆プロのように上手くなる為には
例えば、プロシンガーが、毎日、3時間歌っているとします。そして、アマチュアの人も同じ3時間練習しているとしたら、その差は、埋まりませんよね?!差を縮めたい場合は、最低、3時間以上の練習をしなければいけません。つまり、現役のプロよりも練習量は多くないと、近づけないという事です。
単純な「練習時間」という話だけでは、一概には言えませんが、「歌や声の事に費やす時間」が長ければ長いほど、自信と成長に繋がります。
歌が上手くなる為には、声を出す時間以外のことも大切です。
それは「経験」です。楽しい経験、苦しい経験、悲しい経験、風景や雰囲気を味わう、映画を見たり、旅に出たり、そういった経験が歌に表れます。
例えば、「世界を変える!」のような内容の曲があれば、自分で「世界を変える!」って思ったことが無い人は嘘っぽくなります。
ディズニーの曲を歌うなら、まずは、その映画を見ないとイメージが湧かないので、歌えません。現実としてあり得ない世界も、イメージがあれば共感してもらえます。
歌に費やす時間とは、声を出している時だけではなく、イメージや経験というのも、非常に大切なのです。それが、あなたの声に反映されるのですからね!
最後まで読んで頂きありがとうございます。
科学的メソッドボイストレーニング!
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