『喉の力み改善ボイトレ法』

数年ボイトレをしても変わらないあなたへ

『喉の力み改善ボイストレーニング法』

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「観察力」と「歌が上手い」の関係

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◆観察力

誰かを「お手本」にする。

最初から歌が上手いという人はいません。小さい頃から歌が上手いという人であっても、必ず、「お手本」にしている人(歌手、先生、親など)の歌を聞いて上達していくものです。

 

世には、歌が上手い人は沢山いて、シンプルに、その上手い人と同じように歌えば、あなたも「歌が上手い」と思われます。

 

では、なぜ、その上手い人と同じように歌えないのかと言いますと「観察力」が足りないことが、一つ、挙げられます。

観察ですから、自分が歌う前段階の話です。観察する前に、上手な絵を描く事はできません。花であれば、全体を見て、花びらや葉っぱの形、日当たり具合、上から下まで色んな角度から観察してから描いていきますよね。

 

歌が上手い人は、この観察能力が高いのです。

 

 

◆すぐ歌うのはナンセンス

歌を練習する時に、すぐ、歌手本人の声と一緒に歌うのはNGです。これは、さっそく観察が抜けてしまっている状況。

「でも、何回も聞いてるし・・」と思う人もいると思いますが、「聞く」と「観察」は、まったく別です。

 

聞くは、「聞くつもりで聞いているということ」

観察は、「歌うつもりで聞いているということ」

 

これが、大きな分かれ道になります。

 

歌う前に、50回聞いてから歌の練習を始める人。

数回聞いただけて、すぐ、歌の練習を始める人。

 

ここに上手く歌えるかどうかの違いが表れるのです。

要は、正しい情報をインプットしてから歌う人と、曖昧な情報をインプットして歌っている人の違いです!

 

 

◆まずは聞き込む

まず歌うではなく、まず聞き込む。観察する。

そして正しい情報を得てから真似ると、上達のスピードはぐんぐん上がっていくでしょう!

 

歌を教室やスクールで習っている人に、一つ、アドバイスですが、先生が声を出したり、歌っている時に(無意識かもしれませんが、)一緒に歌っちゃう人はNGです。

 

これは、観察できていないので、新しい情報を得ないで、これまでの自分の歌い方を、ただ繰り返しているだけになります。つまり、変化できない。

 

心あたりのある人は、ぜひ、改善し「まずは観察」を心がけてみて下さいね!

 

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リップロールが上手くできない人へ

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◆リップロールのコツ!

首回りの筋肉を脱力させ、効率的な発声習得の練習に効果の高いリップロール。やり方は、とても簡単なのですが、上手くできないという声も多く聞きますので、今回は、誰でもできる!!簡単なコツをお伝えしていきます。

 

 

◆手で支える時のコツ

きっと、難しいのは「唇が振えなくなってしまう」という点だと思います。その為に、手で唇を支えるとやり易くなるのですが、その「手の支え方」がとても重要になります。

 

手を使う事で何をどうしているのか?と言いますと、

「唇の内側(表面に出ていない部分)の接地面積を広く作っている」のです。

 

とても、かたい表現になりましたが、つまりは、

手で下唇を上唇にくっつけるようにしているのです。そして、そのくっつけている部分がポイントなのですが、顔の表面に出ている唇(口紅を塗る部分)ではなくて

口の中に隠れている唇の内側の部分になります。

 

そして、手は、下唇の下の部分に当てる。

ちょうど、アヒル口のようになると上手くいきます。

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◆間違った手の使い方

間違った手の使い方として多いのが、以下のような場合です。

 

・唇を左右に広げるようにしている

・唇と関係ない頬を手で支えている

 

このような感じで手を支えてしまうと、上手くいきません。少しずつ手の位置を変えながら、唇の接地面積を広く作るんだ、と意識してやってみると、自分のベストポジションが見つかると思います!

 

ぜひ、参考にしてみて下さい。

 

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「対面レッスン」と「非対面レッスン」の決定的な違い

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◆歌の上達に欠かせないもの

歌を練習していくと「なかなか上達しないな・・」とネガティブな感情を持ってしまう人も少なくないと思います。ちゃんと練習しているつもりなのに、歌が上手くならない。

 

その原因は、一つに絞りきる事は難しいですが、

今回は、その原因を、次の2つのパターンに分けて解説していきたいと思います。

 

あなたは、どちらの方法で歌を学んでいるかチェックしてながら読み進めてみて下さいね!

 

 

1)ネット、書籍、動画を見て歌を練習している人

2)先生やアーティストと対面し同じ空間で練習している人

 

ぞれぞれのメリット、デメリットについて、感じている事をまとめてみました。

 

◆1)解説

まずは、独学タイプです。

女性よりも、もくもくタイプが多い、男性に当てはまるかもしれません。現代は、歌が上達するための情報は、世に限りないほど出回っています。ネット、参考書、動画など、オンラインでのレッスンも受講可能なところもあります。

 

 

◗ メリット

独学は、何といっても「自分に無理なく練習していける」という点が良いところ。時間、費用、場所を、ある程度は自由に設定することができて、気軽に練習ができます。また、歌唱力アップの為の情報も充実しており、かかる費用に対して得られる内容も濃いものになっていると思います。

 

◗ デメリット

その気軽さであるがゆえに「継続が難しい、練習内容にムラがでる」という点。

つまり、やりたい時だけやる、というスタンスになるので上達するスピードは、短期間を見込むことは難しい。また、情報が一方的なものになるので、発信側と受信側でズレが生じて、勘違いして受け取ってしまい、練習が練習になっていないという事が起こりやすいです。

 

 

◆2)解説

実際に、歌の先生やアーティストの人に会って、同じ空間で歌を学んでいく人の場合です。ボーカルスクールやカラオケ教室などに通ってレッスンを受ける。現在、全国には、かなりの数があり、特徴やレッスン方法も多様になっています。

 

 

◗ メリット

「実際の生声」を聞ける。

文字情報だけでは、イメージがつきにくい声の情報を、体感として一瞬で、理解することができます。スタジオや教室にどれくらい響いている声なのか、自分の耳にどれくらいの大きさで聞こえる声なのか、口の形、姿勢、テンションなど目で確認できる分野も多い。

テクニック以外の「声の熱」を感じ取る事ができます。

 

 

◗ デメリット

費用や時間は、独学より多く必要となります。また、教えてくれる人によって、分かりやすい分かりにくい、合う合わない、などの印象の違いが生まれることがあります。特に、複数の先生に教わっている人は、指導法が違ったりすると混乱する人もいるかもしれません。

 

 

◆まとめ

結論としては、歌の学び方は、自分に無理のない方法で行っていくとよいと思います。

しかし、「上達を感じられない、、」という人の為に、一つアドバイスをするとしたら、あなたの歌声は「声の熱」を再現できているか、という点に注目してほしいと思います。

 

よくある例としては、

プロ歌手が歌っている動画を見て、その声をできるだけ真似て歌っているのに、何か違うと感じたことがある人。そういう人は、プロの歌声を「勘違いをして受け取っている可能性」があります。

 

実際に、目の前で、プロに歌ってもらったら、声量、響き、声のエネルギー、すべてが圧倒的に違う、という体感を得ることになります。

「自分と全然、違うじゃん!」という事に。。今までの練習で出していた歌声は一体なんだったんだろう、、と。

 

それが「声の熱」を再現できていない場合の、残念な一例です。

対面レッスンでは、その「勘違いの受け取り」が起こる事はありません。なので、だいたい歌を習い始めると、「声ってそんなに出すんですかー!?」という感想をもつものです。

 

「動画から聞こえる歌声」と「実際の生歌声」は、かなり違うという事を、頭の片隅に入れておくと、練習方法も変わってくるはずです。ぜひ、参考にしてみて下さいね!

 

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歌が上手い人は『土台』がフラット以上である!

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◆土台とは?

「歌が上手い」と思われる人は、『土台』に決定的な違いがあります。

 

その土台とは何なのか??

 

それは、人間の口から出る「音の良し悪し」のこと。

 

要は「いい声かどうか」という事なのですが、なぜ、「音の良し悪し」という回りくどい表現をしているのかと言いますと、理由は2つあります。

 

1)いい声は、意図的に作れるものだから

2)楽器は基本「悪い音」が無い、という事に気づいてほしいから

 

 

◆1)解説

まず、「良し悪し」という事は、「悪い音(声)」というものが存在することになります。ただ、歌に限らずアートの世界は、あくまで、「良い声、悪い声」と感じるのは主観的なものなので、そこに共通する定義、、みたいなものはありません。

 

じゃあ、悪い声ってどんな声?という事になりますが、あなたが誰かの歌声を聞いた時に「プラスの印象を持てる声かどうか」という点に注目してみると分かりやすいです。

 

ずっと聞いていたい歌声か。

ずっと聞くのはしんどい歌声か。

 

歌が上手い人は、当然、前者になります。でも、ちょっと待てよ?!

声は、会話をする時も使いますよね。

 

ここで質問ですが、あなたは、

「日常会話で、相手の声をずっと聞くのはしんどい」と感じが事がありますか?

ここでいう「しんどい」は、話が長いから、、とかではなく、声の質として聞き苦しいかという事ですが、いかがでしょうか?

 

きっと、そういう事は、あまりないのではないかと思います。

つまり、会話の声は「良くも悪くもないフラットな声」という位置にあります。そのフラットな声で歌えば、悪い印象を持たれることはない。

歌声で悪い印象を持たれる声を、あえて説明するとしたら、「会話の声以上の力を、喉に込めて出した声」になります。

 

 

◆2)解説

楽器の中には、いい音を出すまでに少々、練習が必要なものがあります。

例えば、トランペットなどの管楽器です。トランペットを習う場合、まずは、いい音が出るまでひたすら、音出し練習を行い、いい音が出たら、ようやく曲の練習を始めていきます。

 

歌は、その「いい音を出す練習」をおろそかにしがち。

 

声は毎日使うもので、かつ、とても身近であるが故に、いい音を出す為の発声練習をスルーしてしまいがちになります。すると、どうでしょう・・。

 

トランペットでいう、スカスカの音で演奏をしているような状態になります。それでは、「演奏が上手い」とは思われないでしょう。土台でコケてしまっています"(-""-)"

 

 

◆まとめ

・歌が上手い人は、声の土台が整っている。

・会話の声で「嫌な印象」を持たれることは、ほぼない。

・歌声も、喉にかかる力を会話程度のものにすれば「悪い声」にはならない。

・土台が整わないと、その上に素敵なメロディーを載せても「上手い」とは思われない。

 

いかがでしたでしょうか?

ぜひ、自分の声をの土台を、もう一度、確かめて、素敵な「いい声」を作っていって下さいね!

 

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テンポを「手や足」で刻んで歌えるか!?

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◆リズムは、自分で刻む

曲の伴奏が流れた時に、自分は、手や足、体を動かして歌っているか気にしたことはありますか?

 

音楽が流れれば、その音楽にノッて、自然と体が動いてしまうという人もいれば、あまり動かないという人もいると思います。音楽を聞いている分には、問題ないのですが、「歌う」となると、テンポを正確に感じる必要があります。

 

では、テンポを感じるには、どうしたらよいのか?

そして、体の動かす意味をお伝えしていきます!

 

 

◆頭より、まず体

これまでの人生で、歌や音楽が、そこまで身近なものではなかった、という人が、カラオケで歌うと、伴奏が流れた時に頭の中でテンポを感じようとします。体は、殆ど動かず、直立のような状態。

 

こうして、体を使わないで頭の中だけでテンポを感じるのは、実は、難易度が高いことなのです。(プロ並みのスキル!)

 

人間は、頭で考えると体の動きは止まります。

でも、歌う時は口を動かすので、体の一部を動かします。

 

だから、テンポがズレて歌ってしまったり、平坦な歌い方になってしまう事が多いのです。頭だけでテンポを感じるのは、難易度が高い、、では、どうするかと言いますと、頭で考えないで「体を動かす」です。

 

 

◆体を動かすと歌いにくい人

手や足を動かしながら歌おうとすると、上手く歌えなくなる人がいます。

その原因は、

 

・体に余計な力が入っている

・音程や歌詞への意識が強い

・演奏をしっかり聞けていない

 

などが挙げられます。

なので、リズム感が無くて。。とよく言う人がいますが、リズム感が無いのではなく、「リズムを、正確に感じれる状態にない」だけなのです。

 

アカペラのボーカルグループを思い浮かべてみて下さい。アカペラは、伴奏がないので、自分たちでテンポや曲のノリを生み出さなくてはいけません。

一般の人からすると「伴奏がないのにノリって出せるの??」と思ってしまいますが、体を使い、ノリを作り出し、そのノリを感じた結果、歌声が生まれるのです。

 

だから、歌を聞いている人が、手拍子を入れたり、体を揺らしたりできるという事は、「歌う側」と「聞く側」との間に、共有のリズムがあるということ。

 

結果として、聞いている人に、「楽しかった~」「カッコよかった~」という喜びを与えることができます。

 

歌の「カッコよさ」は、ほぼ「リズム!」にかかっています。

 

ぜひ、テンポを体で感じ、アカペラでもカッコよく歌えるように自主練習をしてみて下さいね!

 

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