『喉の力み改善ボイトレ法』

数年ボイトレをしても変わらないあなたへ

『喉の力み改善ボイストレーニング法』

数年ボイトレをしても変わらないあなたへ Loose Voice

歌が上手い人は『土台』がフラット以上である!

f:id:loosevoice:20170703112251j:plain

◆土台とは?

「歌が上手い」と思われる人は、『土台』に決定的な違いがあります。

 

その土台とは何なのか??

 

それは、人間の口から出る「音の良し悪し」のこと。

 

要は「いい声かどうか」という事なのですが、なぜ、「音の良し悪し」という回りくどい表現をしているのかと言いますと、理由は2つあります。

 

1)いい声は、意図的に作れるものだから

2)楽器は基本「悪い音」が無い、という事に気づいてほしいから

 

 

◆1)解説

まず、「良し悪し」という事は、「悪い音(声)」というものが存在することになります。ただ、歌に限らずアートの世界は、あくまで、「良い声、悪い声」と感じるのは主観的なものなので、そこに共通する定義、、みたいなものはありません。

 

じゃあ、悪い声ってどんな声?という事になりますが、あなたが誰かの歌声を聞いた時に「プラスの印象を持てる声かどうか」という点に注目してみると分かりやすいです。

 

ずっと聞いていたい歌声か。

ずっと聞くのはしんどい歌声か。

 

歌が上手い人は、当然、前者になります。でも、ちょっと待てよ?!

声は、会話をする時も使いますよね。

 

ここで質問ですが、あなたは、

「日常会話で、相手の声をずっと聞くのはしんどい」と感じが事がありますか?

ここでいう「しんどい」は、話が長いから、、とかではなく、声の質として聞き苦しいかという事ですが、いかがでしょうか?

 

きっと、そういう事は、あまりないのではないかと思います。

つまり、会話の声は「良くも悪くもないフラットな声」という位置にあります。そのフラットな声で歌えば、悪い印象を持たれることはない。

歌声で悪い印象を持たれる声を、あえて説明するとしたら、「会話の声以上の力を、喉に込めて出した声」になります。

 

 

◆2)解説

楽器の中には、いい音を出すまでに少々、練習が必要なものがあります。

例えば、トランペットなどの管楽器です。トランペットを習う場合、まずは、いい音が出るまでひたすら、音出し練習を行い、いい音が出たら、ようやく曲の練習を始めていきます。

 

歌は、その「いい音を出す練習」をおろそかにしがち。

 

声は毎日使うもので、かつ、とても身近であるが故に、いい音を出す為の発声練習をスルーしてしまいがちになります。すると、どうでしょう・・。

 

トランペットでいう、スカスカの音で演奏をしているような状態になります。それでは、「演奏が上手い」とは思われないでしょう。土台でコケてしまっています"(-""-)"

 

 

◆まとめ

・歌が上手い人は、声の土台が整っている。

・会話の声で「嫌な印象」を持たれることは、ほぼない。

・歌声も、喉にかかる力を会話程度のものにすれば「悪い声」にはならない。

・土台が整わないと、その上に素敵なメロディーを載せても「上手い」とは思われない。

 

いかがでしたでしょうか?

ぜひ、自分の声をの土台を、もう一度、確かめて、素敵な「いい声」を作っていって下さいね!

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング  Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

 

 

テンポを「手や足」で刻んで歌えるか!?

f:id:loosevoice:20170630102930j:plain

◆リズムは、自分で刻む

曲の伴奏が流れた時に、自分は、手や足、体を動かして歌っているか気にしたことはありますか?

 

音楽が流れれば、その音楽にノッて、自然と体が動いてしまうという人もいれば、あまり動かないという人もいると思います。音楽を聞いている分には、問題ないのですが、「歌う」となると、テンポを正確に感じる必要があります。

 

では、テンポを感じるには、どうしたらよいのか?

そして、体の動かす意味をお伝えしていきます!

 

 

◆頭より、まず体

これまでの人生で、歌や音楽が、そこまで身近なものではなかった、という人が、カラオケで歌うと、伴奏が流れた時に頭の中でテンポを感じようとします。体は、殆ど動かず、直立のような状態。

 

こうして、体を使わないで頭の中だけでテンポを感じるのは、実は、難易度が高いことなのです。(プロ並みのスキル!)

 

人間は、頭で考えると体の動きは止まります。

でも、歌う時は口を動かすので、体の一部を動かします。

 

だから、テンポがズレて歌ってしまったり、平坦な歌い方になってしまう事が多いのです。頭だけでテンポを感じるのは、難易度が高い、、では、どうするかと言いますと、頭で考えないで「体を動かす」です。

 

 

◆体を動かすと歌いにくい人

手や足を動かしながら歌おうとすると、上手く歌えなくなる人がいます。

その原因は、

 

・体に余計な力が入っている

・音程や歌詞への意識が強い

・演奏をしっかり聞けていない

 

などが挙げられます。

なので、リズム感が無くて。。とよく言う人がいますが、リズム感が無いのではなく、「リズムを、正確に感じれる状態にない」だけなのです。

 

アカペラのボーカルグループを思い浮かべてみて下さい。アカペラは、伴奏がないので、自分たちでテンポや曲のノリを生み出さなくてはいけません。

一般の人からすると「伴奏がないのにノリって出せるの??」と思ってしまいますが、体を使い、ノリを作り出し、そのノリを感じた結果、歌声が生まれるのです。

 

だから、歌を聞いている人が、手拍子を入れたり、体を揺らしたりできるという事は、「歌う側」と「聞く側」との間に、共有のリズムがあるということ。

 

結果として、聞いている人に、「楽しかった~」「カッコよかった~」という喜びを与えることができます。

 

歌の「カッコよさ」は、ほぼ「リズム!」にかかっています。

 

ぜひ、テンポを体で感じ、アカペラでもカッコよく歌えるように自主練習をしてみて下さいね!

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング  Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

 

 

 

 

自宅で小声で歌う練習法

f:id:loosevoice:20170629141153j:plain

◆自宅でも練習はできます

毎日の練習時間、大声で歌う環境を作るのは、なかなか大変だと思います。
カラオケや練習スタジオに通うのも、時間とお金がかかりますからね。

そんな時は、自宅で歌を練習しちゃいましょう!!何も、大きい声を出して歌うことだけが、練習ではありません。しかも、効果的に、ボイストレーニングができるんですよ。自宅の場合、大きい声を出せない環境の方がほとんどだと思いますので、そうであれば、逆に小声で歌ってみましょう。


そして、その「小声」なのですが、今回の練習では、一般的に言う「裏声(ひっくり返した声)」を使います。

 

◆フルコーラス「裏声」で歌ってみる

裏声は「息が漏れているような裏声」で歌うようにしてみてください。


息が漏れているという事は、ワンフレーズを一息で歌えない部分も出てくると思いますが、その時は、途中で息を吸ってもいいので、ため息のような裏声で歌っていきます。
(低音がだしにくい場合は、飛ばしてOKです)
 
蚊の鳴くような細い声(息が結構ながく続く状態)になってしまうと効果が薄れますので、そうならないようにしてみてくださいね。

 

◆どんな体感が得られるか?

裏声なので楽に声がでると思います。


また、息を多く出しているので、喉がリラックスできている感覚が分かると思います。
多くの方が感じる「地声(表声)で高音を出した時に、キューっと喉が閉まる感じ」が今回の裏声では無い。

そして、集中して、よーく感じてみてください。「裏声の時は、キューっと喉が閉まる感覚がないのに、音程は上げられている」感覚を。

 
つまり、地声の高音発声で、キューっと力を入れている部分とは無関係に音が上げられる仕組みになっているのです。これが重要です!

 

何回か繰り返して練習をしていくと、だんだんと、発声のヒントが見えてくると思います!ぜひ、試してみて下さいね。

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

 【無料ボイトレメール講座】

10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!
 


 

歌詞が棒読みに聞こえる原因!

f:id:loosevoice:20170627230148j:plain

◆棒読みの特徴

棒読みの聞こえ方は、どんな特徴があるのか?

 

歌ではなく、本の音読を想像してみて下さい。棒読みに聞こえる人の特徴には、こんな印象がありませんか?

 

・音量がほぼ一定

・声質がほぼ一定

・センテンスのかたまりとして読んでいない

 

まさに、お経のような読み方です。歌で歌詞が棒読みになり、感情を込めているにも関わらず、そう聞こえないという人は、上記のように歌っていませんか?

心当たりのある人は、ちょっとしたコツで改善することができますので、今回は、歌詞が棒読みにならない練習法をお伝えします!

 

◆一度、歌わないで歌詞を言う

まず、歌わずに歌詞を台本のセリフのように言ってみます。その時に、棒読みにならないように注意し、歌のフレージング(歌い回し)とは、全然違ってしまってもOKなので、ミュージカルセリフ調のようなイメージで、しゃべってみて下さい。

 

 

◆フレーズの語尾に気を付ける

いちばん気をつけたいのが、フレーズの語尾です。

 

①伸ばし過ぎに注意

声を出すのが気持ちよくなって、オリジナルの長さよりも伸ばし過ぎないようにしてください。例えば、「もう~♪」という歌詞があったとして、語尾を伸ばし過ぎて「もうーー♪」となってしまうと、一気に、セリフ感が失われて無機質な棒読みになってしまいます。

 

②音程が下がる場合、優しい声質に変える

先ほどの「もう~♪」という歌詞で、「もう」の「う」が音程が下がるようなメロディーの場合、同じ強さで声を出さないで「う」を優しい声質に変えると、とても自然に聞こえるようになります。

※音程があがる場合は、逆に、強く出します。

 

 

◆上記の2点で改善されない場合は!

それでも棒読み感が出る場合は、歌詞をブツ切りにして飛ばす、という練習を行ってみて下さい。

 

例えば、「僕は空を見ていた」という歌詞があったとしたら、「僕は」「空を」「見ていた」という3つのセンテンスに切って、語尾を全く伸ばさずに、「僕は!」「空を!」「見ていた!」という3つのかたまりを、飛ばしてみて下さい。

その時、メロディーはキープします。

 

語尾を全く伸ばさないで飛ばすので、オリジナルのメロディーとは違ってしまいますが、いったん、それでOKです。感じてほしいのは、歌詞を届けているという意識です。

 

実際に、そうやって、歌詞をブツ切りにして歌った自分の歌を、録音して聞いてみると、想像よりも悪くない、という以外が印象を受けるものです。それほど歌は、歌詞が届くと「キ・ケ・ル」のです。

 

歌が単調に聞こえてしまう人は、ぜひ、試してみて下さいね!

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

 

 

 

「喉詰め発声」の人は、改善エクササイズを入れること!

f:id:loosevoice:20170612104630j:plain

◆男性の多い喉詰め発声

高い声を出す時に、喉詰め発声になってしまう人。

喉詰め発声の体感は、高音で喉が苦しくなる、声が平べったくつぶれたような声になる、叫ぶような声になる、という事があげられます。

 

特に男性に多いのは、思春期の変声期で大幅に音域が変化してしまう事や、何事もチカラで勝負をしてしまうという性質があるからかもしれません。

 

頑張れば頑張るほど、喉詰めを助長してしまい、余計に苦しくなるという悪循環になります。

 

さて、喉詰め発声の人に、声帯をしっかり動かしたボイスコントロールを行う事は、簡単か難しいか、と言われれば、答えは「難しい」です。

例えて言うなら、足に重りをつけて短距離走をさせているようなもの・・。それでは、好タイムが出せるはずはありません。

 

◆改善エクササイズを必ず行うこと

自分で「喉詰め発声」と感じている人は、必ず、喉詰めを改善する為のエクササイズを取り入れるようにして下さい。

 

それを改善しないと、何年も苦しい発声法に悩まされることになる場合があります。喉詰め発声は癖の一つなので、くり返し、喉に、その動きは間違いなんだ、という事を覚えさせていく必要があります。

 

本来、動かなくていい喉の筋肉が動いてしまっている。

気道が狭くなっているという状態です。

 

ボイストレーニングの本質である、声帯コントロールは、まず、声帯を動かせる周りの筋肉が柔らかくないと難しい。喉詰めになってしまうと、その筋肉を動かせないように固めてしまっている状態。

 

ボイトレの順番に気をつけながら、あなたに合った自主練習を行っていってくださいね!

 

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング  Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

 【無料ボイトレメール講座】

 10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!