『喉の力み改善ボイトレ法』

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『喉の力み改善ボイストレーニング法』

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【札幌】 出張ボイストレーニングを終えて

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◆札幌 出張ボイストレーニングを終えて

6/9~6/10に、初開催した札幌でのボイストレーニング

札幌駅周辺は、音楽スタジオも多く、バンド活動などをしていくにあたっては、特に大きな不便もなく、良い環境が整っているような印象。

 

ボーカルスクールを含む音楽スクールも多数あり、指導面でも札幌まで足を運べば選択肢は少なくはないと思います。

 

そんな環境の札幌ですが、

今回、ボイストレーニングに来て下さった方々の主な悩みは、一言でいいますと「歌で思うような声が出ない」という事。

 

具体的には、声量と音域です。

60分間の中で、ヒアリングから発声練習のエクササイズを行っていくと、その時間は、かなりあっという間!なんです。トレーニングを受けている側からしますと、もしかしたら長く感じてしまうかもしれませんが、自分としては90分ぐらいやりたいかな・・と(^^)

 

◆初めの発声でここを確認している

声の悩みをヒアリングさせて頂いた後で、シンプルな音階に沿って声を出して頂くのですが、その時に確認しているのは次の項目です。

 

●声量=声帯を閉じる力があるかどうか。(地声&裏声)

●音の移動=低音~高音への音の移動が滑らかかどうか。

●喉詰めの癖があるかないか。

 

この3点を確認し、不足している部分や過剰な部分を調整して、声を作っていきます。特に「喉詰め」が入っている場合は、少し時間がかかるケースもあるので、今後の自主練習法をお伝えなどします。

 

トレーニングをしているこちらも、毎回、新たな発見があります。あなたが「どんな意識を持って今の発声状態になっているのか」を知るのはとても重要な確認事項です。

 

例えば、声を頭に響かせるイメージがある・・とか。

お腹から声が始まっているイメージがある・・とか。

 

そういった意識で、喉や身体の筋肉が反応し、声の出しにくい、出しやすいに少なからず関与してきます。良い効果を生んでいるものは変える必要はありませんが、悪い効果となっているものは修正が必要。

 

これは本人に聞いてみないと分からない事なので、ヒアリングがとっても大事なのです!

今回の収穫を、また、仙台のレッスンで皆さんに還元していけたらと思います。

 

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簡単!声帯を閉じるとは?

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◆響く声を出す為の第一歩!

歌声として響きのある声を出す為には、声帯をしっかりと閉じて振動させてあげなければなりません。また、声が小さい、弱いという悩みを持っている方も同様です。

 

では「声帯を閉じる」ってどういうことなの?

それは、とても簡単なのです。その感覚を味わってみましょう。

 

まず、口を少し開いて「ため息+声」を混ぜたような弱い声を出してみます。「はぁ~」という感じ。そして次に、そのため息を途中で急に切ってみる。「はぁ~(ストップ)」→つまり息を止めている状態を作ります。

※息を止める時は、口を開いたままです。

 

これが「声帯を閉じた」状態になります。

とても簡単ですよね、何の大変さもありません。声が出るという事は、もちろん息が流れますので、少しだけ、声帯は開いている状態にはなりますが、「じゃあ少し声帯を開くか!」なんて思わなくても大丈夫です。

 

歌う時は、基本、この作業(声帯閉鎖)を行いながら声を出しています。

 

でも、それができなくなる場合がある!

そう、それで悩んでいる人が多いわけです。。その原因をいくつかご紹介してみますと↓

 

【声帯が上手く閉じれない原因】

 

①音域によって声帯を閉じる力が弱い

→声帯は喉の筋肉を使って閉じています。ですので、普段、お話ししているぐらいの音域は常にその筋肉が動かせていますが、それ以外の音域は、普段使わないので動きににくいケース。

 

②閉じる感覚が分からない

→①とも似ていますが、本当は閉じれるのに、音域によってはその感覚がつかめないという状態。主に、地声高音に多いと思います。感覚としては「強い裏声」に近いため、裏声を練習すると掴みやすい傾向にあります。

 

③喉に力みが入る

→喉や首回りに力が入ると、声帯の動きを妨げてしまいます。「はぁ~」とため息をついて息を止めた時は、きっと、余計な力は入っていないはずです。声帯を上手く閉じれない為、喉を絞め上げながら声を出してしまうという状態。何よりリラックスが大事です。

 

いかがでしょうか。

声帯を閉じること自体は、何も難しいことはありません。

ポイントは【普段の会話では出さない音域を歌では使う】という点です。

声の悩み改善の参考になって頂けたらと思います。

 

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カラオケで歌う前に

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◆カラオケで歌いづらい

カラオケで歌った時に「練習の時のように上手く歌えていない気がする」という悩み相談をよく受けることがあります。


なぜ、そういう気がするのかを聞いてみると、圧倒的に多い理由が「すぐに喉が疲れて、声が出しづらくなって・・。」という事でした。

せっかく、ボイストレーニングをしているのに、いざ皆の前で歌ったときに満足感を得られないのは、残念ですよね。

今回は、そんな時に、ぜひ、歌う前にやってほしい3つのポイントをアドバイス致します。

 

①演奏ボリューム調節

まず、なぜ、すぐに喉が疲れてしまうのかといいますと、普段よりも過剰に大きい声を出して歌っているからです。

カラオケ演奏の大音量に対抗して、自分の声も無理して張り上げてしまっていませんか?(たまに、他のボックスから聞こえてくるような、叫ぶ歌声になっては、いけません。)

演奏中も、大きい声をだせば、隣の人と会話できる位まで、カラオケ演奏のボリュームを調整しましょう。

 

②初めに歌う曲は、自分の歌いやすい曲を選ぶ

歌は、喉の筋肉を使います。


スポーツと同じように、実際に試合をする前には、本当は準備運動が必要なのです。でも、カラオケは、ノリや勢いで行く時が多いので、準備なしで、全力疾走しちゃうんですよね。

そして、ケガ(喉を痛める)をしてしまう。。初めは、楽に歌える曲で喉の筋肉を動かして、あたためから徐々に声量を上げていきましょう。

 

③スピーカーから自分の声がしっかり聞こえる位置に座る

これが、座る位置によって全然違ってくるので要注意です。


ほとんどの部屋には、2つのスピーカーが付いていると思いますので、ちょうど、その間の位置を確保して、バランス良く聞こえるようにできればベストです!

立って歌うか、座って歌うだけでも、聞こえ方がかなり違います。★色々試してみてください。


自分の声が聞こえないと、当然、音程やリズムもズレやすくなりますからね。練習の成果を十分に発揮できるように、歌う前にも色々と準備が大事です。

ちょっとした注意&調整で、ずいぶん、歌いやすくなるはずです。

ぜひ、試してみてくださいね。最後に、もう一度、3つのポイントをまとめておきます。

 

【カラオケで歌う時の3つのポイント(準備編)】


①カラオケ演奏の音量調節(それに合わせてマイクの音量も調整)をする。
②初めに歌う曲は、自分の歌いやすい曲を選ぶ。
③スピーカーからの自分の声がしっかり聞こえる位置に座る。

 

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上手く歌えない根底原因に気付こう

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◆状態と原因の結びつけ

歌が上手く歌えない原因は、人それぞれ、色んなタイプに分かれます。また、表面的な部分だけを見てしまい、その根底にある原因まで気づかないで練習してしまうと、上達するまで、とても時間がかかることもあります。

例えば、「音程が外れやすい」という人は、聴き取り(ヒアリング)が間違っている場合と、発声(喉の使い方)が上手くいっていない場合と、どちらのケースも考えられます。

 

基本、歌は正しい練習を積んでいけば上達していくものです。

 

今回は、自分の練習法は本当に合っているのかな??と悩んでいる方へ、そのヒントになるかもしれないお話しです。

 

◆色んな「状態」と「原因」パターンのご紹介

状態その1:音程がズレる

原因・・・上記にも書きましたように、原因は「耳」か「喉」のどちらかにある事が多いです。ただ、耳の場合は、本人が音がズレていることに気付いていないので、殆どは喉(声帯の調整)が上手くいっていないことにあります。

 

また、すべての音がズレる場合と、ある一部の音域だけがズレる場合。フレーズメロディーラインが下がる時にズレる場合、逆に上がる時にズレる場合など、そのズレるポイントも人によって異なります。

まずは、自分自身で、どういう声(音域、声質)の時に、ズレやすいかを判明させてみて下さい。

 

状態その2:リズムがズレる

原因・・・リズム感は、少しかたい言い方をしますと「時間を等分する能力」があるということ。そこでチェックして欲しいのが、リズムがズレるのは、歌っている時だけか、それとも歌っていない時も、なのか。

 

練習している曲を聴きながら、まずは、歌わないで手や足でリズムを取ってみる。その状態でズレる場合は、メトロノームを使って、声は出さずに一定の感覚を体で刻めるように練習してみると良いです。

 

歌っている時だけ曲のリズムに合わない場合は、リズム感ではなく、体や喉に余計な力が入って、過緊張によってリズムに乗れない状態になっているという事も考えらえます。発声が楽(喉まわりが脱力できている)になれば、解決できることなのです。

 

状態その3:プロとの差を感じる

原因・・・プロの歌手は、「その歌を聞きたい」と思うファンがいることで存在します。どんなに歌唱力があってもファンがいなければ、やっていく事はできません。

 

つまり、歌を通してファン(大衆)にメッセージを届けている

その想いを歌っているから歌に魂がこもり感動する。歌をテクニックで歌わずに、あくまでメッセージとして届けているという点が大きな違いだと思います。

 

音域や声量がなくても、長くファンがついて活躍している歌手も沢山おります。歌う事がゴールではなく、歌を使って何を届けるのか?それを考えてみる事で、きっと歌が変わっていくと思います。

 

いかがでしょうか。

上手く歌えないという悩みの一例を、いくつかご紹介してみました。表面的な状態と、その原因を、安易に結びつけてしまわないように、じっくりと自分自身の歌を観察してみてくださいね。

 

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録音した自分の歌声に感じる「ギャップ」

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◆自分の声を録音する

あなたは、自分の歌声を録音して、聞いてみた事はありますでしょうか??
録音は、スマホの「ボイスメモ」などのアプリで簡単に録音する事ができます。


レッスンでも、時々、生徒さんの歌を録音したりするのですが、皆さん、もれなく嫌がります。。自分の声を聞きたくない、と思ってしまうみたいですね。でも、客観的に聞かないと歌は上達していかないのですよ””


例えば、毎朝、学校や仕事に出かけるとき、休日に遊びに出かけるとき、家を出る前に鏡の前に立って、髪型や洋服が似合っているか、今日の雰囲気に合っているか、チェックすると思います。「ちょっと合わないな~」と思ったら、違う洋服を選ぶでしょう。

すると、徐々に、洋服のセンスが上がっていきます!慣れてくると、もしかしたら、鏡の前に行かなくても、良い感じかどうか、分かるようになってくるでしょう。


歌も、それと同じなのです。

 

今回は「録音した歌声が、思っている声と違うんだけど!?」という疑問を解決していきます!

 

◆なぜ録音した声に違和感を感じるのか?

それは「声の伝わり方」が違うからです。

 

具体的に言いますと、

◎自分自身で聞いている歌声は?


①自分の体に振動(主に頭の骨)して、耳に伝わる音(骨導音)と、他の人が聞くのと同じように、②空気を伝わって耳に届く音(気導音)が、混ざった音を聞いている。

 

◎他の人が聞いている歌声は?


②空気を伝わって耳に届く音(気導音)だけが聞こえている。
とてもシンプルですよね。


自分だけが、「いつもの歌声と違う」と感じているだけで、他の人からすれば、「いつもの一緒だよ」なのです。

歌声のセンスとスキルを上げるためには、何度も「録音&聞く」という練習を繰り返していく事が、とても大切です。


最初は、少し抵抗があるかもしれませんが、色んなことに気づけるので(自分の癖や、声の魅力、弱点も含めて)すぐに修正できるので上達が断然早いです!!

しっかりと鏡の前に立って、自分の声と向き合って、センスを磨いていきましょう。ひぜ、参考にしてみてくださいね。

 

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