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歌声の共鳴とは「結果」であることに気付こう!

こんにちは、Loose VoiceのKANです!

 

プロの歌手と一般の人の歌声の違いについて、前回、「声の明るさ」であるというお話をしました。

 

では、その明るさを作れるか、作れないかは、何が関係してくるのかをお伝えします。

 

まず声が生まれる順番を考えてみます。

 

①息→②声帯振動→③共鳴

 

こうしてみますと、声の明るさに関係しているのは、②③になることが分かります。

例えば③共鳴で明るさを作ろうとしたとしましょう。

 

共鳴する場所は、口内と鼻腔になります。この空間を狭めたり広げたりすることで響きは変わります。しかし、動かせる可動域は微々たるもの。頑張っても数mm~数㎝程度になります。

 

声帯から発せられた声を広げる空間をコントロールするのは、限度があるという事です。

 

「共鳴は結果である」

 

このキーワードを元に進めていきましょう。

 

では、結果が生まれる前の「原因」の部分が重要となりますよね。

 

それが②声帯振動です。

 

この声帯運動が最小限の運動(息+振動)で行われることによって倍音という音がよく響く現象が生まれます。

 

プロの歌手は、ワンステージで20曲も歌います。

喉にダメージを与えないで20曲も歌う為には、最小限の運動で声を出し続ける事が必要になります。

 

つまり、声の響きを明るく、倍音を生む声を作るためには、息の量に対して声帯の振動効率を良くする事が重要なのです。

 

息を吐き過ぎたり、声帯を締め過ぎたりすれば、一気にアマチュアっぽい歌声になります。その為には、小さい声で、少ない息で、声帯を締め過ぎないで歌える事を気にかけて練習してみるとよいでしょう。

 

ぜひ、参考にしてみてくださいね!

 

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ミックスボイスのアプローチは2種類あります

こんにちは、Loose VoiceのKANです!

 

高音を出す為には、地声と裏声の間のような声、つまりミックスボイスという状態の発声が必要になります。

 

「ミックスボイス」という名前は、ある意味どうでもよいのですが、高音の発声状態を説明する上で分かりやすくするために、発声用語として使われることが多いです。

 

さて、このミックスボイスですが、ざっくり「地声と裏声の中間」の声だとしましょう。今回は、この声を獲得していく上で、2つの方法をご紹介します。

 

 

①息を漏らさない地声からのアプローチ

一つ目は、息をなるべく少なくた地声から音を上げていき、そのまま裏声に繋げていくという方法です。

 

これは最短な方法であると思いますが、個人的には難易度は高いです。なぜなら、多くの人は、地声の声帯閉鎖が強すぎでミックスに入れない・・という状態になります。

 

それにも関わらず、初めから閉鎖している地声からアプローチをすると、高確率で高音で声が詰まって裏返ってしまいます。

 

低音の声帯閉鎖が高音で、より強まってしまうからです。

 

息漏れ声ですと、確かにミックスボイスに入れないので、初めから息を漏らさず音を上げていくのは妥当だと思いますが、地声の声帯閉鎖を徐々に弱めながら高音に向かうアプローチは、大半の人にとっては、相当難しいと思います。

 

 

②息漏れした地声からのアプローチ

もう一つは、前述とは逆で、声帯を締めない地声からアプローチをしていく方法です。

 

ウィスパーボイス気味の声から徐々に息を減らしてミックスボイスを作っていくのですが、これまで地声が強すぎる発声をし続けていた人にとっては、ウィスパーボイス自体が難しく感じられることもあると思います。

 

ただ、これまでのレッスン経験から言えることは、ウィスパーボイスで、ある程度、音程を上げていく事が出来ない人は、ミックスボイスの発声状態は作れないという事です。

 

音程が上がる=声帯が締まる(息が減る)

 

この状態が癖になっているという事は、必ず、高音になると苦しくなることが目に見えています。なので、音が上がっても息漏れした声を維持しながら発声できることが必須になります。

 

 

最後に、①と②でメリット・デメリットをお伝えしましょう。

 

①の方法

メリット

・スムーズに裏声に繋がれば、最短でミックスボイスを出せる可能性がある

デメリット

・声帯が締まり過ぎる人にとっては不向き

・早めに裏声にひっくり返ってしまう可能性が高い

 

 

②の方法

メリット

・声帯を締め過ぎない発声が獲得できる

・ほとんどの人は、このアプローチからの方が得策である

・着実な獲得方法である

 

デメリット

・ウィスパーボイスが出せないと始まらない

・声帯を締め過ぎる癖があると時間がかかる

 

いかがでしょうか。ぜひ、あなたのミックスボイス発声練習のお役に立ててくださいね!

 

Written by KAN

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高音発声は息を吐き過ぎると出ない

こんにちは、Loose VoiceのKANです!


高い声を出すとき、ついやってしまうのが息を吐き過ぎてしまうことです。


高音は、反射的に息を増やして声も大きく、というイメージを持ってしまいますが、実は、真逆になります。


口笛も高い音を出すには、息を増やしては音が出なくなります。音程を調整しているのは、息ではなく舌先や唇ですよね。


声の場合、息と声帯で音程を作っているので調整すべきなのは、声帯になります。


高音を出すには、声帯から出る息を少なくする必要があります。


ここで間違いやすいことが、
「息を減らす=声帯を締める」と思ってしまい、苦しい発声になることです。


この方法でも息を減らすことはできますが、声帯が更に分厚い状態になってしまうので、音程が上がらなくなります。


息を減らす方法は、声帯を伸ばすこと。


つまり裏声の音色のように軽く明るい声質感にさせながら発声していくという事になります。


練習方法としては、同じ音を地声と裏声で交互に発声して、なるべく声の音色を揃える。特に男性は、地声が強いので音色にバラツキが出ると思いますが、根気よく練習して整えていってみてくださいね!

 

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プロの歌声と一般の歌声の違いって?

こんにちは、Loose VoiceのKANです!

 

プロシンガーの歌声を聞いた時「やっぱりアマチュアとは違うな~!」と感じる事はないでしょうか。

 

歌い出した瞬間に「上手い」と感じさせてくれるような歌声は、一般のアマチュアと何が違うのでしょうか。声を「楽器」と考えれば、音色が豊かで美しい音ほど聴き心地が良いもの。

 

声は一人ひとり個性があり、皆、音色は違いますが、その点を除外すれば、プロとの大きな違いは「声の明るさ」にあります。

 

実際に、違いを確認する方法としては、プロの歌声と自分の歌声を同時に歌ったものを録音してみる方法です。

 

そして録音したものを聞いてみると、明らかにプロの歌声の方が明るく抜け感があり、自分の歌声は少し暗くこもっている事が多いのです。

 

プロは音程の取り方(ピッチ感)が高いです。

 

これは、その音に対して無理なく発声している事を意味していて、一番、声が響く状態を作る事ができているという事。

 

一般アマチュアに多いのは「下の音から持ち上げる発声」つまり、張り上げる発声状態が多いです。そうすると声にノイズのようなものが混ざり、響きが無くなるわけです。

 

この響きの明るさを獲得することで、あなたの歌声もプロと同じ状態に近づける事ができます。

 

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音程やリズムは合っているけど上手く聞こえない原因って?

こんにちは、Loose VoiceのKANです!


自分の歌声を録音して聞いた時「音程やリズムは合っているのに、あまり上手く聞こえない・・」という経験はないでしょうか。


今回は、この原因を発声面から解説していきたいと思います。


先に結論からお伝えしますと、
【出している音よりも発声状態が低音の運動になっているから】です。


音程を取る時に大半の人は、音がフラット気味(下がる)になる傾向があります。つまり実際の音よりも喉の運動が低音発声になっているということ。


でも、今回の場合、音程は合っているわけです。


音程は合っているのに声が微妙に聞こえるというのは、そのフラット気味の発声を無理して少し持ち上げている状態になっているからです。


だから、響きや音色に豊かさが無く、詰まり気味の音になります。


ギターを弾いている人なら分かる思いますが、太い弦と細い弦で同じ音を弾いたとしても、音色が違いますよね?


どちらが綺麗な響きか、と言われたら、きっと細い弦の方と感じるはずです。
これに似た現象が喉で起っているのです。


声帯が分厚い状態で発声しているか。
声帯が薄い状態で発声しているか。


これが音程が合っていても、声が良く聞こえるかどうかの違いになります!
ぜひ、練習にお役立てくださいね。

 

Written by kan

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