『喉の力み改善ボイトレ法』

数年ボイトレをしても変わらないあなたへ

『喉の力み改善ボイストレーニング法』

数年ボイトレをしても変わらないあなたへ Loose Voice

地声から裏声に変わる時に確認しておきたいこと

f:id:loosevoice:20170215011652j:plain

◆喉の使い方が分かる

地声と裏声の両方を使った曲は、いまや珍しくありません。色んな曲を聴いて裏声で歌っている部分に耳を澄ましていると「強く張りのある裏声」「優しくやわらかい裏声」がある事に気が付くと思います。

 

どちらも、曲を表現するうえで欠かせない裏声です。

この2種類の裏声ですが、単音で裏声だけを出す時は、どちらの裏声も出せるけど、曲中に出てくる裏声になると一方しか出せなくなる・・という人がいます。

 

その状態の場合は、おそらく、喉に、やや力みを感じ不自由な発声状態になっている可能性があるのです。今回は、そんな2種類の裏声についてのお話しです。

 

◆やわらかい裏声が出せない

曲中で「地声⇒裏声」に変える時、張りのある強い裏声は出せるのに、やわらかく優しい裏声が出せないという人。

 

そういう人は、「地声の高音が出しにくくないでしょうか??」

どういう事かと言いますと、解説ポイントは2つあります。

 

地声から裏声にチェンジするとき、地声が苦しい(力みがある)状態から裏声にした場合、喉の自由度が少ない為、押し付けるような張った裏声しか出せなくなるケースが多いため。

 

2.やわらかく優しい裏声(空気感のある声)で、音程を上げていくときの喉の使い方と、地声の高音を出す時の喉の使い方の感覚が、とても似ているため。

 

あくまで喉の感覚的なものなので、全てのケースに当てはまるわけではないと思いますが、

おおよそ、地声の高音を楽に出せる人は、空気感のあるやわらかく優しい裏声のままで、音程を上げて歌える発声技術を持っています。

 

いかがでしょうか。

裏声がでてくる曲を練習しながら、チェックしてみて頂き、なにか楽な発声のヒントになればと思います。ぜひ、参考にしてみて下さいね!

 

***

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

【無料ボイトレメール講座】

 10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!

 

 

歌声が出しにくいのは母音が弱いから

f:id:loosevoice:20170215013455j:plain

◆声が鳴りやすいのは母音

発声練習では上手く声が出せるけど、実際に歌うと思うように声が出ないという事がよくあります。その原因は、一体なんなのか??

 

色んな要素が考えられますが、今回は「言葉の違い」に注目して話をしていきたいと思います。

 

発声練習は、一般的には、一つの母音(「ア」など)の言葉を使って声を出すことが多いと思います。他の母音の言葉であったとしても、基本、言葉は一つ。口も動かさずに、喉を鳴らす(=声帯を振動させる)だけでOKという状態です。

 

曲を歌ったとしても言葉が違うだけで、何ら同じことをすればよいはずなのに、なぜか、出ない・・という場合。

その原因は「子音」と「母音」にあるかもしれません。

 

◆子音の後の「母音を鳴らす」

曲になれば、もちろん、母音以外の言葉も出てきます。

例えば、「か」という言葉。

「か」をローマ字で表記しますと「KA」となりますが、これを「K」と「A」に分けてみましょう。

 

「K(子音)」と言っている時は、口から声がほとんど出ていませんよね。そして、次に「A(母音)」がきた時に、ようやく、発声練習と同じ状態になる。

 

つまり!

子音から母音へ移動する時に、しっかりと、母音の音を鳴らせていないと、上手く声がでない場合が多いという事なのです。

 

特に、「さ」「ぱ」などの、摩擦音、破裂音が入る言葉などは、息が多めに出ますので、その後、しっかり声を鳴らす(=声帯を閉じる)事ができないと、弱々しい声になり、すぐに裏声にしたくなったり、発声練習との結びつきを感じにくいという状態になりがちです。

 

いかがでしょうか。

もし、心当たりのある人は、「母音」をしっかり出す意識を持って、歌ってみてくださいね!参考にしてみて下さい。

 

***

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

【無料ボイトレメール講座】

 10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!

 

 

 

楽器も声も綺麗な「音」を出すことから

f:id:loosevoice:20180116111110j:plain

◆まずは自分の「音」に拘る

学生の頃、音楽の授業で楽器を弾いた経験があると思います。管楽器で言えばリコーダー、吹奏楽をやっていた方でしたら、トランペット、トロンボーンクラリネット、ホルンなど。

 

それらの楽器は、打楽器(鍵盤も含む)と何が違うのかと言いますと、「音色自体を自分で作る必要がある」という事です。

 

ピアノであれば、鍵盤をたたけば誰でも同じ音色が鳴ります。なので、良くない音色が出ることはありません。でも、管楽器の場合は、その音自体を綺麗に出せないと、何も弾く事ができないわけです。

 

だから、まずは「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」を綺麗に出せるようにすることから練習を始めますよね。

 

それがどれだけ重要な事かは、なんとなくイメージが湧くと思います。良くない音で何の曲を弾いても、いい曲には聞こえようがないからです。。

 

 

◆その重要度は声も同じ

声も「綺麗な音」が保証されているわけではありませんので、まずは、音を出すことから始める事が大切になります。

 

でも、なぜ、あまり重要視されない傾向があるのか??

 

それはおそらくですが、日常的に声は出しているし、歌声だからと言ってあらためて発声練習をする重要性を感じにくかったり、もともといい声を出せる人が周りにいたりと、声という楽器が、とても気軽で身近に感じるものだからなのかな、と思います。

 

あまり歌が上手くない・・と感じている人は、歌が下手なのではなくて、声という「音」があまり良くない、という場合も多々あります。

 

なので、落ち込まずに、管楽器と同じように、まずは綺麗な音を出す練習を行ってみて下さい。音が綺麗であれば、何を奏でても心地よい歌になっていくはずです。ぜひ、参考にしてみてくださいね!

 

***

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

【無料ボイトレメール講座】

 10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!

なぜ喉の脱力は難しいの?

f:id:loosevoice:20170406233440j:plain

◆どんなボイトレ本にも必ず書いてある

「歌っていると喉に力みが入ってしまう・・」と悩んでいる人は、少なくないと思います。そこで、ボイトレ本などを参考に、その脱力方法を検索してみると、書いてあることの多くは、

 

「喉をリラックスさせましょう」

「喉の奥をしっかり開けましょう」

「首回りをストレッチしましょう」

 

・・・などなど、様々な改善アドバイスが書いてあると思います。

しかし、喉の力みで悩む人の多くに共通するのは「意識的に脱力しようとしてもできない」という点です。

 

つまり「喉を力ませたくないのに、勝手に力んでしまう」という状態。

この状態の場合、少し特別なトレーニングが必要になります。それは、物理的に、喉を絞めつけない(気道を狭めない)状態を作り発声する練習方法や、意識を喉以外の事に集中させる事で、結果的に、喉の脱力を獲得するという練習方法です。

 

少しややこしい説明になりましたが、簡単にいいますと、

「声を出すこと」と「喉の絞めつけ」は無関係ですよ、ということを喉に記憶させる練習です。

 

◆喉をしっかり開けても解決は難しい

喉を絞めつけないようにする為の改善方法として、よくある「喉の奥をしっかり開けましょう」というアドバイス

 

でも「喉に力む癖」がある人は、この方法では改善は難しい。むしろ、逆に喉を無理に開けようとしてしまい、更に、余計な力みを生み出してしまう結果になる場合もあります。

 

「リッラクスしよう」という、メンタル面からの改善方法も、おそらく通用しないでしょう。

 

なぜなら、喉の力みは「フィジカルな部分」だからです。

 

例えば、歩く時に、右足と右手が同時に出てしまっている人に、どうやったら、右足と左手が出るようにさせられるか。それは、その間違った連動運動を、バラバラに独立して行えるようにするということになりますよね。

 

喉も似ています。

声を出すという事と、喉の絞め付けは、間違った連動運動。

それを切り離す感覚を覚えてもらうという事になります。

 

喉の力みが無い人にとっては、何のことやら・・という感じだと思いますが、喉の力みがある人にとっては、歌を上手く歌えるようになる為に、まず、改善しなければならない事です。

 

ボイトレを長くやっているけど、力みが無くならない、、という人に、何かヒントになればと思います。ぜひ、参考にしてみてくださいね!

 

***

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

【無料ボイトレメール講座】

 10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!

 

 

 

 

喉は上がっていないのに詰まり声になる

f:id:loosevoice:20171212183123j:plain

◆喉ではなく「舌と軟口蓋の距離」

発声練習で、喉(ノドぼとけ)は、なるべく上がらないように、少し下がった位置で声を出すと、響きが豊かな声が出せますよ、と聞いたことがあると思います。

 

まさしく、その方が声を響かせる空間が広く確保できるので、響きは豊かになり音色の良い声を作る事ができます。

しかし、喉は上がっていないはずなのに、なぜか詰まった声になってしまう人もおります。。

 

その原因は、何なのでしょうか??

心当たりのある人は、ぜひ、読み進めてみてくださいね。

 

◆口腔(口の中の空間)に注目

喉が上がっていないけど、詰まり声になる人は、

『舌と軟口蓋の距離』を確認してみて下さい。

※軟口蓋とは、口の中の上顎側奥の方のやわらかい部分。

 

この距離が近いと、せっかく喉の奥で響きが確保されていても、口から出る直前の口腔の空間を狭めてしまっているので、詰まった声になってしまいます。

 

分かりやすく言いますと、鼻声を作る時の動きです。

 

また、鼻腔共鳴をしよう、と意識している為に、このようになってしまっている人も少なくありません。共鳴は、空間(スペース)に響くものです。どこか一部分でも、空間を狭めてしまえば、響きは少なくなってしまうもの。

 

鼻に響かせたいのに、口内の空間を狭めてしまうのは、本末転倒・・を作り上げてしまうことになりますので、詰まり声が気になる方は、ぜひ、確認してみて下さい。

 

「喉詰まり声」と「鼻づまり声」

このどちらにもならないように、詰まり声改善をしていきましょう!!

参考にしてみてくださいね。

 

***

written by KAN

ツイッター

https://twitter.com/loosevoice

■仙台ボイストレーニング Loose Voice

https://www.loosevoice.com/

【無料ボイトレメール講座】

 10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!