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お腹から声を出すという表現を分かりやすく解説!

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お腹から声を出すって、どういう状態のこと?

「お腹から声を出してー!」

「えっ?お腹から声を出すって、どういう事??」

 

今日は、そんな疑問を、分かりやすく解説していきます!

「お腹から声を出す」ということは、特に、歌を習った事がない人でも、親や、学校の先生などに言われたことがあるのではないでしょうか。返事をするとき、応援するとき、勿論、歌を歌う時に、良く言われます。

 

声が小さかったり、口先だけでモゴモゴしゃべっていたりすると、もっと大きい声をだせー、という意図で使われます。

 

 

まずは、比喩的な表現であることを、知っておこう!

「お腹から声を出す」ことは、現実的には不可能なことと、誰しも分かっていると思います。そう、声は、喉(声帯)から生まれるわけですからね!なので、正確な表現としては、「お腹を使って声を出す」になります。

 

 

「お腹を使って声を出す」を完成させる、2つのポイント!

①お腹を使って、息をコントロールしながら、声を出していること。

⇒「お腹から」という風に表現したくなるのは、お腹を使って息を送り出している状態から、そう言いたくなるのでしょう。瞬発的な声でも、ロングトーンのような長く声をのばす場合でも、お腹を使って息を送り出してあげましょう。

 

腹式呼吸によって膨らんだお腹を、そのままキープするようなイメージで、じっくりと息を吐いていき、そこに声が乗る、という感覚です。お腹に「グッと」力を入れるのは、本当に、息を絞りきる、最後の最後の時だけです。通常は、お腹が風船のように膨らんでいる状態をキープするだけなので、お腹への過剰な力は不要です。

 

これで、肺から息が送られますので、気道の中にある声帯との間に「圧力」が生まれるのです。

 

 

 

②声の出口が、上手に調整できていること。

⇒少し、あいまいな表現になりましたが、つまりは、喉や首周辺に余計な力みがなく、

かつ、声帯の動きも適切な状態になっているという事です。「お腹を使って声出しているけど、全然、高い声や大きい声がでないー!」という人は、ココができていないのです。

 

上記の2つは、まさに、歯車のように「セット」なのです。

 

この2つの条件が、揃っていないと、

「お腹を使って声が出ている」という体感は、味わえません!!

 

 

実際に、練習するときは、低い音で行うと良いでしょう。高い音は、どうしても力んでしまいがちになるので、まずは、リラックスできる楽な声で。

 

お腹だけを、一生懸命に動かしても「お腹から声を出す」には、ならないことが分かったと思います。この2つの条件を、ゲットして、是非、しっかりお腹から声を出していってくださいね!

 

 

 

 

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