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歌声の悩みランキングTOP5

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【歌声の悩み】

歌を習おうと思う理由やキッカケは、人それぞれですが、その中でも共通して多く見られる、改善したい「声の悩み」があるようです。生徒の皆さんに聞いた、歌声の悩みトップ5、こちらです。あなたの、悩みと照らし合わせてみてくださいね。

解決のヒントも書いております!

 

 

第5位:『発声練習の時と違って、歌になると上手く声がでない』

発声練習の時のような声が、歌で出せればいいのに
同じ高さの音なのに、歌となると出しにくい
いい声を持っているのに、実践で上手く出せないのは、とても勿体ないことです。

声がある程度育ってきたら、それを歌に生かす。
この段階にきている人は、歌をうたいながら、成長させていくべきです。

◆なぜ、歌になると、声が出しにくくなるのか?

発声練習と違うのは、歌は、「言葉」「メロディー(ハーモニー)」「リズム」が混ざり合い、音楽になる、という点です。歌になると、声が思うように出せなくなるのは「声を出す準備が遅れている」という場合が多いです。上手く声が出るかどうかは、その音を出す前段階で、ほぼ決まります。

この準備が早い人は、発声練習よりも歌の方が、声を出しやすく感じています。
また、リズムやメロディーの気持ちよさを感じて歌えているかも、声をスムーズに出せるかどうかに繋がります。歌がうまい人、余裕で歌っている人は、ここがとても上手です。

 

 

第4位:『お腹から声を出せるようになりたい』

お腹から声を出せば、声は太くなる?
お腹から声を出せは、ノドは痛くならない?
この「お腹から声を出す」という比喩的な表現に、戸惑ってしまう方もおります。

実際に、声が生まれるのは、喉です。
では「お腹から声を出す」とは、どういうことかと言いますと「お腹を使って、送り出す息をコントロールしながら声を出している」という状態のことを指します。

◆腹筋は、鍛えなければいけないの?

歌うときに、安定した息を送り出すために、確かに腹筋を使います。
しかし、息を送り出すという作業は、日常的に考えて、そんなに難しいことではありません。腹筋は「鍛える」よりも「使い方を知る」事を優先しましょう。使い方を知れば、歌いながら、その筋肉は、自然と強くなっていきます。

ボイストレーニングを行うときに「まず腹筋を鍛える」という選択はしなくても大丈夫です。歌うとき、息が足りなくなる原因は、肺活量や腹筋力がないからではありません。息の出口、つまり声帯を上手く調整することが、安定した息を送り出すために、とても重要になります。

 

☆第3位:『平べったい歌声になり、声が響かない』

自分の声が好きになれない
声がつぶれているように聞こえる
自分の歌声を録音して聞いた時に、はじめて気付く人も多いです。

この悩みは「響き」という視点だけから解決しようとすると、上手くいかないケースがあります。「響かせる」前のステップとして、「喉の脱力」ができているかどうかが、とても重要になります。まずは、脱力しやすい低い声で、響きのある声を作り出していきます。

◆声が響く、とは?

声帯から生まれる音=声。
この段階では、まだ、原音にすぎず、芸術性や情緒などが付加されていない「音」の状態です。この「音」を、聞いている人に心地よく届けるために「響かせる」ことが必要になります。そして、更に舌や口を動かすことで「言葉」になるわけです。

響かせるには、響かせる空間を確保しなければなりません。
声を共鳴させる空間は、大きく、5つあるのですが、この中でも、特に「咽頭共鳴腔」という空間を広く確保すると、充実した響きを作り出すことができます。

ただし、注意が必要なのは、空間を確保するために、口や喉の奥に余分な力を入れてしまっては、逆に硬い声になってしまいます。口の形や喉の開き具合は、人によって違いますので、その人にとって自然体であることが大切です。

 

☆☆第2位:『歌うと声が枯れて、喉が痛くなる』

 2,3曲歌うと、すぐに喉が枯れてしまい、ガラガラ声になる。
喉が渇いている感じがして、頻繁に水分を取りたくなる。
ライブステージで歌っている方にも、よくある悩みです。

どんな声を出した時に、喉が枯れてしまうのかをチェックする必要があります。
低くて強い声か、弱い声なのか。
高くて強い声か、弱い声なのか。

◆なぜ、声が枯れてしまうのか?
その原因のほとんどは、声帯の調整具合が上手くできておらず「声帯に負担がかかっている」ために、起こります。声帯は、人間の持つ「楽器」です。


リコーダーを思い浮かべてみてください。音程を変えるには、指で穴をふさぎ、空気の出口を調整しないといけません。息を吐く量ではなく、息が楽器から外に出る量をコントロールする必要があります。

声の生まれる声帯は、長さが1cm~1,5cmほど。
音程は、左右の2枚のひだの間を、調整することで、変えることができるのです。
この小さな器官に、必要以上な息をぶつけたり、力を込めて声をだしてしまえば、
すぐに声帯を痛める原因となってしまいます。「高い声」と「強い息」は、無関係であるというキーワードを知っておきましょう。

 

☆☆☆第1位:『高い声が出ない、声がひっくり返ってしまう』

高い声を気持ち良く出して歌いたい
曲のキー(調)を下げないで歌いたい
高音域を広げたいという要望がなんといっても多いです。

あなたの声は、どのタイプでしょうか?

1高い音になると、叫んでいるような声になり音程が下がり気味、喉が苦しく感じる。
2高い音になると、苦しくはないが声が細くなり、力強さや深みがなくなってしまう。
3高い音になると、声がひっくり返り(裏声)、急に声量が小さくなる。息も足りなくなる。
どれか一つでも当てはまり、改善したいという方は、ボイストレーニングで改善が可能です。

 ◆高い声を出すには?

高い声を作り出している喉の筋肉を鍛える(働かせる)ことが必要になります。
では、高い声が出ない人は、これまで、全くこの筋肉を使っていなかったのか?というと、必ずしもそうではありません。

この筋肉を動かそうとはしているのですが、違った筋肉の作用により、動かしにくいように邪魔をしてしまっているというケースもあります。歌っている時、喉に突っ張ったような感覚はないでしょうか? 相反する動きは、高い声を出しにくくします。

一方の筋肉を動かすためには、もう一方の筋肉は、緩めないといけません。
喉の筋肉は「バランスよく動く」ことが、重要になります。また、トレーニングの内容は、その人の現在の声の状態や、歌う曲やジャンル(ロック、ポップス、R&B..etc)によって、変わってきます。
あなたの高い声が出しにくい原因と、声の状態を把握することが必須になります。

 

 

いかがでしたでしょうか。

適切なトレーニングを行えば、すべて、改善できるものばかりです。

ぜひ、参考にしてみてください!

 

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written by KAN

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