『喉の力み改善ボイトレ法』

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『喉の力み改善ボイストレーニング法』

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楽器一つの伴奏に合わせて歌う練習

こんにちは、仙台Loose VoiceのKANです!

 

歌の練習をする時の「伴奏」といえば、一般的にはカラオケの音だと思います。楽器など弾ける人であれば「弾き語り」もできると思いますが、普通は、カラオケですよね。

 

このカラオケ伴奏で歌う場合と、

楽器一つの伴奏(ピアノやギターなど)だけ歌う場合では、歌い方に大きな違いが生まれます。

 

何が違うのかといいますと、楽器一つの伴奏だけで歌った時は、

【曲を表現するものが声だけになる】という事です。

 

もちろん、楽器が伴奏してくれていますので、伴奏の弾き方によっても曲の流れや盛り上がりを表現する事ができますが、歌う側にとっては、自分の歌声が丸裸に近い状態になるわけです。

 

カラオケ伴奏であれば、沢山の楽器が鳴ってくれていますので、例え、声が途切れたとしても、伴奏が盛り上げてくれたりしてくれるでしょう。

 

でも、ほぼ声だけとなった状態では、自分の声だけで強弱をつけたり、流れを表現しなければならない。

 

実は、この練習が歌が上手くなるという事に、とても重要なのです。カラオケ伴奏では隠れてしまっていた、繊細なボイスコントロールが必要となるからです。

 

例えば、歌の「出だしの声」一つにしても、カラオケ伴奏では何となく出していた声が、ビアノ一音だけになったと想像してみて下さい。

 

きっと、かなり慎重に声を出すはずです。

 

この繊細な気遣いが、一曲通して続くわけです。歌の表現力が、一気に上がるに決まっていますよね!

 

もし、楽器が弾けない、、という方は、ワンコーラスだけでもアカペラで歌う練習をしてみて下さい。

 

歌ったものを録音して聞いてみたりして、曲の流れが、声だけで表現できるまで、何度も何度も練習する。

 

そうやって洗練されていった歌い方は、カラオケ伴奏だけで歌っていた時とは、比べものにならないほどのスキルになっていると思います。ぜひ、試してみて下さいね!

 

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 10日間で学ぶ正しい発声へのカギ!

「高音が出ない」と諦める前に

こんにちは、仙台Loose VoiceのKANです!

 

「出せる音域には個人差がある」

声は、男性、女性の違いや年齢、人の持つ声帯の形状によって変わってきますので、当然、出せる音域にはある程度、個人差が生まれてくるものです。

 

しかし、

「自分の地声で出せる音域は、これが限界なんだ..」と簡単に諦めてしまっている人が少くないように思いますので、今回は、そんな方へのメッセージです!

 

◆低音~高音まで楽な発声状態か?

まず、低音から高音まで声を出していった時に、喉まわりが、しゃべっている時のようにリラックスした楽な状態になっているかを確認してみましょう。

 

もし、喉に力みを感じている状態であれば、まだ、あなたの本当の声(音域)が出ていない可能性があります。

 

喉が力む → 高音が出ない → 自分の限界と思ってしまう

この発想は間違い。

 

これは足に重りをつけながら100メートルを走っているような状態です。いい記録が出るわけがないですよね!まずは、重り(喉の力み)を外してからが本当のスタートになります。

 

◆小さい声であるが為に地声高音が出ない

声が小さい場合、喉の中では何が起きているのか??

 

それは「声帯をしっかりと閉じれていない状態」

声帯がしっかり閉じれていないというのは、楽器で言いますと、「音自体がきちんと出ていない」という事になります。

 

つまり、音が低いとか、高いとかの以前の問題で、頼りなく不安定な「音(声)」という事。

 

不安定な声では、高い声を出すことはできませんよね。

もし、歌声が小さい、、という場合は、まずある程度の声量をつける事を優先する必要があります。

 

以上、お伝えした2つの状態のどちらかに当てはまる場合、

高い声を出せる可能性は、十分にあるという事です!

 

ぜひ、現状を正しく把握して、自主練習のお役に立てて頂ければと思います。それでは、また!

 

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喉締め発声改善ストーリー⑲(最終章)

このブログ記事は、歌う時に喉に余計な力みが入る「喉締め発声」で困っている人へ、少しでも何か役に立ててもらえたらと思い執筆しています。

*****

 

喉締め発声改善ストーリーの最終章として、自身の実体験と日々のレッスン指導を行っていく中で、気づき得た事をまとめておきたいと思います。

 

まず「喉に力みが入る」という状態を、次の2パターンに分類します。

 

1、喉(ぼとけ)自体が上がってきて気道が狭くなって苦しい。

 

2、声帯を強く閉じすぎていて(息を止めている状態に近い)苦しい。

※逆に閉じ無さすぎる状態も含む。(息漏れ声)

 

この2つの分類がとても重要で、あなたの場合は、どちらに属しているのかを判明させることが改善のファーストステップになります。

※1と2が同時に起こっている場合もあります。

 

なぜ、この2つを見極める必要があるのかというと、どちらに属しているかによって、改善アプローチが変わるからです。

 

1の場合:

音程が上がることに連動して、自然に喉も上がってしまう状態だと思いますので、これを改善(分離させる)することを優先します。

 

この喉が上がるという状態のままで、声帯のトレーニング(〇〇ボイスを出す練習etc)を行う事は、かなり難しいはずです。

なぜなら、喉が上がり過ぎると声帯の動きを制限されてしまうから。

 

もし、一時的に高い声が出せたとしても、響きの浅い声に聴こえたり、何曲も歌っていると、結局は、曲の後半に喉が疲れてくるという状態になりやすいでしょう。

 

 

2の場合:

この場合は、声帯をコントロールする練習をする事で声を変化させていく事ができます。

 

声帯をしっかり閉じながら「低音→中音→高音」にスムーズにシフトしていく感覚を喉に覚え込ませていきます。この場合は、そんなに時間はかからないケースが多いです。

 

よく、

「長年ボイストレーニングをしているけど声が変わらない・・」

というお悩みを抱えている人がいますが、

 

上記のパターン分類がされていなくて、1の状態なのにも関わらず、2の改善トレーニングばかりをしてしまっているという事が少なくありません。

 

つまり、

 

喉が上がって苦しいのに、声帯をコントロールして高音を出そうという練習ばかりをしている状態。

 

順序を逆にした方が早いですし、理にかなってます。

 

喉を上がらないようにすることで、声帯の運動がより自由になるのです。だから、喉が過剰に上がらない状態にするのが先。

 

【まとめ】

高い声を出すこと自体は、そんなに難しいことではないと思っておきましょう。(もちろん音域に個人差はあります)

 

それは、この世にはボイストレーニングをしてなくても楽に高音が出せる人が大勢いるという事が証明してくれていますよね。

 

じゃあ、なぜ、出せない人がいるのか?

 

それは、喉が力むからです。

 

その力みは、自分自身の感覚としては、とても曖昧なものだと思いますが、次の2つの原因パターンに分類できます。

 

1、喉が上がる

2、声帯の調整が上手くいっていない

※1,2が同時に起こっている場合もある。

 

このどちらなのかを判明し、適切な手順でボイストレーニングを行っていく。

 

喉が上がる人は、まず、喉の安定化を優先する。それが整ってくると、必然的に声帯のコントロールも行いやすくなります。

 

そのトレーニング手順が逆になってしまうと、声が変わらない・・という停滞感を生んでしまう原因にもなる。

 

いかがでしょうか。

 

喉締め発声でお悩みの方に、少しでもお役に立てて頂けたら嬉しく思います。

まずは、喉締めを感じる原因を明確にすることがあなたのスタートラインになります!

 

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

 

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喉締め発声改善ストーリー⑱(ここが盲点)

このブログ記事は、歌う時に喉に余計な力みが入る「喉締め発声」で困っている人へ、少しでも何か役に立ててもらえたらと思い執筆しています。

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喉まわりの脱力ができてくれば、とてもスムーズにボイスコントロールができるようになる。

 

地声と裏声の行き来もスムーズになる。この状態になると、ようやく、ボイトレの本などに書いてある練習方法の意味が実感を持って理解できた。

 

次回で、この「喉締め発声改善ストーリー」の最終章としようと思うが、その前にボイトレでつまずいている人に、こんな事をお伝えしたい。

 

【難しく考えないでシンプルに!】

そもそも声を出すことは、とても簡単なこと。

だって毎日、ほぼ無意識に行っていることですからね。そして、基本的に「話し声」と「歌声」は、一緒と思っていた方がよい。

 

なぜなら、歌声だからといって、真新しいことをしようとすると、いちから歌声を作るみたいな考え方になってしまうからだ。

 

じゃあ、なぜ、ボイストレーニングをするの?というと、それは、日常的に出している声(話声)以外の声=(声量、声質、音域のバリエーションが広い声)が必要になるからです。

 

ここで質問!

『日常的に出している声(話声)の音域内で、低い声を出したり、高い声を出したりすることは難しいでしょうか??』

 

きっと簡単ですよね。

 

つまり、話声の音域内であればボイスコントロール(声帯を操る)は簡単なことが分かる。誰だって高い声を出したり、低い声を出したりするのは、小さい頃からの経験で、感覚的に行えるものなのです。

 

では、話声の音域外の音がでてきた時、つまり、曲のサビなどである高音域ですね、その時は、なぜ、感覚的に出せなくなるのか?出せたとしても、出しづらいのか?

 

それは、

「喉が力むから」です。

 

話声の音域内では無かった「力み」が入るから。

だから出せなくなる。

 

ここが重要!!

もし、どんな音域でも「喉の力み」がないと想像してみた時、高い声を出したりするのは簡単だと思いませんか。

 

だって、「喉の力み」がない状態(話声)なら、毎日のように、抑揚をつけながら声を出しているのですからね!

 

次回は「喉が力む」について、

さらに具体的にお話ししていきます。

 

最終回へ・・。

 

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喉締め発声改善ストーリー⑰

このブログ記事は、歌う時に喉に余計な力みが入る「喉締め発声」で困っている人へ、少しでも何か役に立ててもらえたらと思い執筆しています。

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ふと、こんな事を考え、気付いた。。

 

ボイストレーニング」とは、

一体、どの範囲までの事を言うのか?

 

一般的に認知されているボイストレーニンの意味合いとしては、曲を歌で表現する際に、その手段として声を良くし、リスナーに届けやすくする為にボイストレーニングがある。

 

もっと物理的な視点から言えば、

肺から声帯に向かって息を流し、そこで生まれる音(声)を共鳴させる作業。この作業を、幅広い音域、音色、言葉で作っていく。

 

ここで重要なのは「声帯の運動」の部分だ。

 

なぜ、声帯の運動の部分にフォーカスしたかというと、それがボイストレーニングの核心であるにも関わらず、難しいからだ。

 

いや、、簡単な状態な人には簡単で、

難しい状態の人には難しい、というだけだw

 

なぜ難しい人には難しいのかというと、

声帯のコントロールを邪魔している、

という事態が多々起こるから。

 

それはいわゆる、喉締め、喉詰め、喉声、ハイラリンクス(喉ぼとけが上がっている状態)・・など、

総じて「喉の力み」に深く関係してくるもの。

ボイストレーニングは、息の流れに対して声帯を上手くコントロールするという至ってシンプルな事なんだけど、「喉の力み」がある人にとっては、そう安易なものじゃなくなる。

 

どうしてかというと、繰り返しになりますが声帯の運動を制限してしまうようになるからだ。

 

だから、

「ずっとボイトレしてるけど、声が変わらない・・」と嘆く人の中には、喉に力みを感じているという場合が多い。

 

自分の経験から言いますと、

その喉の力みにも、個人差があり「度合い」がある。

 

ちょっと力みを感じる程度の場合なら、

声帯をコントロールする練習をすれば、それが上手くいく事で、連なって、自然と喉の力みも無くなるかもしれない。

 

でも、

 

かなり力みが入る人の場合は、

声帯をコントロールしづらい状態にある為、まずは、力みを取る練習を優先してあげないと、いつまでも声が出しづらい・・という状態から抜け出せなくなるかもしれない。

 

ボイストレーニングをやりながら、

「このままやっていけば良くなりそう」と思える場合はいいのですが、「ずーっと同じ状態で立ち止まっている・・」と感じている人は、喉の力み改善の練習に目を向けてみると良いかもしれない。

 

喉の脱力ができてきた当時は、

ふと、こんな事を気づき始めた時期だった。

 

次回へ続く・・。

 

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