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思春期にどれだけ大声を出せるか

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◆いつから大声を出さなくなるのか?

小さい頃は、いつも大声を出して遊んで、叫んで、歌って。

声に限界を感じる瞬間は少ない。でも、中学生、高校生になり思春期に入ると、大声を出す機会が減ってくるのも、なんとなく分かる気がします。

 

レッスンをしていると、明らかに、十代半ば頃の年齢から、大きい声が出しにくそうになっている人が多く見受けられます。小学生は、綺麗な声を出そうというよりも、大きい声を出そうという意識が強いので、思い切りがあります。

 

しかし、年齢が上がると、声に「品」を作るようになって、なるべく、綺麗で、周りの邪魔にならない声、要は、コンパクトにまとまった遠慮した声に寄っていく傾向があります。

 

男性はもちろん、女性も、変声期がやってきます。そのタイミングで声が出しにくくなることは、当然ありますが、問題は「大きい声を出す意識と機会が減る」という事。

 

 

◆思春期こそ、大声を出してほしい

無理は発声は禁物ですが、思春期の時こそ、声の可能性を広げておくことが、その後の歌人生に大きく関わってきます。

歌声に、美しさやハーモニー、響き、といった美学が芽生えるこの時期。成人になった後も、いい声で歌っていくためのポイントとなるのが、「声に美しさを求めながらも、声量は上げていく」という意識。

 

大概の人は、声が出にくくなると、声を出さなくなります。これは、マズイですよね。どんどん喉の筋肉が怠けてしまいます。

 

なので、小学生の時に出していた大声を、品のある歌声という美学を追究しつつも、大きな声を出して歌う事が重要になってきます。それは、合唱の授業で培われることが多いです。

 

合唱で叫んでいる男子は、その後、正しい発声を学ばなければ、苦労するでしょう。。

逆に、そこで、美しい声で、皆とのハーモニーを感じながら、溶けあうような歌声を作れた人は、その後の人生、カラオケでポップスを歌っても順調に歌っていけるはずです。この思春期の歌声がどうだったか、歌が上手くなるかに、とても関わっています。

 

もし、いま、あなたが中学生、高校生だとしたら、合唱で使う美しい歌声の中に、声量も加えて、しっかり自分の声を育てていってください!

 

再度になりますが、無理な発声は禁物ですので、無理やり出す必要なありません。感覚的でかまいません、「大きな歌声を、美しく響かせる」という意識で歌ってみて下さい。

 

 

written by KAN

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