◆顎と喉を脱力させよう
発声に、顎と喉の余計な力みは要らないもの。でも、どうしても力が入ってしまう。。そんな悩みを持っている人は少なくありません。力みが「癖」となってしまっている場合は、意識だけでは改善が難しいものです。
そこで、今回は、やや強制的に、顎と喉の脱力をしながら発声する練習法をお伝えしたいと思います。力が入るという事は、筋肉を固めている状態。その固めている筋肉をほぐすにはどうするか??
◆顎を動かしながら発声
◗準備
「あ」の形で口を開きます。開く大きさは、人差し指と中指を揃えて縦にして、唇にはまるぐらいを目安としてください。口が縦に2㎝ぐらい開いている状態になると思います。
◗方法
その2㎝開いた口を「半分ぐらい閉じる⇒また2㎝開ける」という風に交互に繰り返します。※魚が水面で口をパクパクさせている時のようなイメージです。
そして、口をパクパク動かしながら「あー」と声を出します。すると、「あう・あう・あう・・・」と言っているような感じになると思います。「う」と言う意識は持たなくてOKです。口を半分閉じたときに、勝手に「う」と言っているようになりますので!
口のパクパクを、なるべく早く動かしながら「あー」と発声する。そして、徐々に音程を上げていく。低音は口が動きやすいですが、高音で力が入ってくると動きが鈍くなりますので、なるべくそうならないように、顎と口をしっかり動かすことに意識を集中させて下さい。
ポイントは、音程を取る事よりも、顎をしっかりと動かすことです。
必ずリラックスした状態で無理はせずに行って下さいね。
根気よく練習していくと、「声を発する事」と「顎や喉の力み」が分離されてきます。それが発声を邪魔していない効率の良い声です。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
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written by KAN
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